【2000年型シボレー・アストロ】オリジナル感を残しつつ「違いのあるノーマル風」カスタムに注目!

バン

シボレー

埼玉県

EXTREME AMERICAN

アメマガ2021年10月号

ピットインアクツ

アストロ

2000年型シボレー・アストロのオリジナル感を残しつつも、個性的なルックスに仕上げられたオリジナルカスタムを紹介。この車の特筆すべき点はC/Kのポジバンパーやマジェスティック製のボンネットなどの独自要素。オリジナルから逸脱しないスタイルで要チェックだ!ハイルーフのフェンダートリムとオールテレーンタイヤの組み合わせは、アクティブなライフスタイルに大活躍。
2000 CHEVROLET ASTRO

EXTREME AMERICAN


2000 CHEVROLET ASTRO

アストロの匠の技“らしさ”を残しながら違いを出す

近頃のアストロは、派手なカスタムよりもノーマル派が多い傾向にある。その中でも、完全なノーマルではなく「違いのあるノーマル風アストロ」が人気だ。長年アストロカスタムを行なうピットインアクツが、らしさを残しながら違いのあるアストロを製作した。

アストロを知り尽くすから生まれるカスタム

全盛期にはノーマルよりもカスタム車が一般的だったアストロ。しかし現在はフルカスタムのアストロは少数派で、あえてノーマルのままで乗るオーナーが増えている。そうした「ノーマル派」が増えるなか、長年アストロのオリジナルカスタムに力を入れてきた埼玉県のピットインアクツには、「ノーマルを崩さずに違いを出したい」というオーナーが訪れる。

 

一般的なショップでは恐らく、ホイールや幾つかの既製パーツを組み合わせて終わりだろう。だがピットインアクツは、アストロを愛し知り尽くす匠。無数のパーツを所有し、無いものは自作、他モデルのパーツを加工流用もする。今回製作したアストロは、まさにピットインアクツだからこその「ノーマル風アストロ」だ。

2000 CHEVROLET ASTRO

フロントバンパーはC/K用のポジーバンパー、ボンネットはマジェスティックでワイパーカウルもセット。ハイルーフ用のフェンダートリムを装着することで肉厚なオールテレーンタイヤの装着も可能にし、アメリカンレーシングの15インチホイールもブラックペイント。リアバンパーはC/K用を短縮加工を施し、リアゲートスイッチ&ワイパースムージング。シボレーのテールエンドバンドもリアゲートに合わせて加工がされている。

 

オーナーのアクティブな趣味を考慮した仕様をテーマにしつつ、ノーマルを大きく崩さないスタイルを目指すのは簡単そうで難題。それを見事やり遂げるからこそ、ピットインアクツには今もなお多くのアストロが集まるのだ。

_K2A0755 _K2A0737

ボンネットはマジェスティック製で、ワイパーカウルもセット。フロントバンパーはC/K用のポジーバンパーを装着し、ボディサイドパネルに合わせてシルバーペイント。タホ用の牽引フックも追加している。

_K2A0844 _K2A0859

C/K用の純正リアバンパーを車幅に合わせて短縮加工。リアゲートスイッチ、リアワイパーはスムージングされ、車内側のスイッチはギミック(?)としてドライバーが刺さる。

汎用のシボレーのテールエンドバンドは、テールゲートに合わせてカットしているが、違和感は全く無い。アストロオーナーは真似したくなるのでは?テールレンズは装着していたレンズをブラックで縁取りしレッドでペイントを施したもの。ヒッチメンバー装着。車高はノーマルだ。

_K2A0771 _K2A0788 _K2A0815 _K2A0868 _K2A0895 _K2A0910

ロールーフでは装着されていないフェンダーモールは、ハイルーフから移植。これにより、BFグッドリッチ・オールテレーンT/A KO2(235/75R15)の装着も可能になった。ホイールはアメリカンレーシングの15インチをブラックペイント。センターキャップロゴが経年劣化で腐食していたため、カッティングして新たに作成しクリアペイント。

 

マフラーはオリジナルのサイド2本出し&フローマスター40。四角いフューエルドアはビレットの丸形に変更。車内のウッドパネルやコンソールはハイルーフ用を移植しピアノブラックペイント。 OWNER: 佐々木潤さん


PIT IN AKUTSU【ピットインアクツ】

TEL:048-421-1787
HP:http://www.pitin-akutsu.com/
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 10月号掲載

関連記事

RELATED


半年違いでアストロ生活がスタートした親子

子供が大きくなって免許を取得すれば、親子がそれぞれにクルマを所有することは特に珍しいことではないが、揃ってアメ車を選び、しかも同じアストロを所有するというケースは珍しい。しかも購入した時期が半年しか違わないというのもレアケースだろう。

頼りになるショップと早く出会ったのが大きい【ピットインアクツ】

どんなに好きなクルマを手に入れても、いつかは飽きが来て乗り換えを検討するのが自然の流れ。だが高嶋さんは「乗り換えなんて考えたこともない」と、20年以上も一途にアストロに乗り続ける。その長い時間を過ごすには、サポートしてくれるショップとの出会いや、トラブルが起こる前にメンテをすることが重要のようだ。

多くのアメ車を所有するもずっと頭から離れなかった憧れのアストロ

アメリカンカルチャーが好きでアメ車にハマり、これまで所有したアメ車は片手では収まりきらない角田さん。しかも常に2台所有が基本スタイルで、現在はシルバラードと、いつかは乗りたいとずっと願っていたアストロが愛車になっている。

父から譲り受けたアストロが兄弟の絆を深めていく

父が大事に所有していたアストロを、18才の時に譲り受けた弟さん。そして、楽しそうにカスタムに励んでいく弟の姿を、羨ましそうに見ていたのがお兄さんだ。「俺もアストロが欲しい…」。我慢できずに即決し、アストロ兄弟としてお互いにカスタムに没頭中!

護送車をテーマにメイクしたピットインアクツのシボレーアストロ

護送車をテーマに CHEVROLET ASTRO

 

最新記事


2025/09/02

サンフランシスコの雰囲気を日本で楽しもう!というコンセプトで実施【CISCO】

イベントレポート

CISCO
20th Apr 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場

2025/08/28

【スーパーアメリカンガレージ2025】様々なアメ車が集結して会場を埋め尽くし、朝霞の森はカラフルに彩られた。

イベントレポート

SUPER AMERICAN GARAGE 2025
6th Apr 2025
朝霞の森

2025/08/26

【1982 シボレー コルベット】走ることだけをとにかく優先し400cbiエンジンや5MTに換装

クーペ

ビンテージ

シボレー

ビンテージアメリカンを何台も在庫し、見比べてお気に入りの1台が選べる。東海カーズを初めて訪れた人は「夢のような空間ですね!」と驚きを隠せない。だが代表の細井さんは、愛車の見た目に関心はなく「いかに気持ちよく走れるか」を大切にしている。

2025/08/23

【ジェネラルホームアメリカン】憧れのリアルアメリカン住宅で毎日を楽しく過ごす

HOUSE

ジェネラルアメリカンホームで建築し、アメリカを感じながら生活を送るオーナーたち。すべてのオーナーに共通するのは、家族全員が毎日を楽しく過ごしていること。2024年にアメマガで紹介したオーナーを改めて振り返ってみよう!

ランキング


2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2023/01/02

「いつかビンテージのアメ車に乗りたい!」と選んだのは、1969年型のマスタング・ファストバックだ。

クーペ

フォード

カッコイイ物や美しいものに心がときめくのは当たり前だが、それがファッション業界に身を置く人なら、なおさらだろう。ヘアサロンを営む市橋さんが選んだ初のアメ車は、1969年型のマスタング・ファストバックと言うのも納得だ。

2020/09/01

マスタング史上最強のBOSS 429、859台にのみ搭載された極めて希少なBOSS 9

クーペ

ビンテージ

フォード

1969 Ford Mustang Boss 429

2020/06/28

クーダはプリマス・バラクーダの中でも尖ってるモデル

クーペ

ビンテージ

プリマス

1971 PLYMOUTH 'Cuda 383 & 1970 PLYMOUTH 'Cuda 440