完全なノーマルではなく「違いのあるノーマル風アストロ」が人気

2000 CHEVROLET ASTRO
EXTREME AMERICAN
2000 CHEVROLET ASTRO
アストロの匠の技“らしさ”を残しながら違いを出す
近頃のアストロは、派手なカスタムよりもノーマル派が多い傾向にある。その中でも、完全なノーマルではなく「違いのあるノーマル風アストロ」が人気だ。長年アストロカスタムを行なうピットインアクツが、らしさを残しながら違いのあるアストロを製作した。
アストロを知り尽くすから生まれるカスタム
全盛期にはノーマルよりもカスタム車が一般的だったアストロ。しかし現在はフルカスタムのアストロは少数派で、あえてノーマルのままで乗るオーナーが増えている。そうした「ノーマル派」が増えるなか、長年アストロのオリジナルカスタムに力を入れてきた埼玉県のピットインアクツには、「ノーマルを崩さずに違いを出したい」というオーナーが訪れる。
一般的なショップでは恐らく、ホイールや幾つかの既製パーツを組み合わせて終わりだろう。だがピットインアクツは、アストロを愛し知り尽くす匠。無数のパーツを所有し、無いものは自作、他モデルのパーツを加工流用もする。今回製作したアストロは、まさにピットインアクツだからこその「ノーマル風アストロ」だ。
フロントバンパーはC/K用のポジーバンパー、ボンネットはマジェスティックでワイパーカウルもセット。ハイルーフ用のフェンダートリムを装着することで肉厚なオールテレーンタイヤの装着も可能にし、アメリカンレーシングの15インチホイールもブラックペイント。リアバンパーはC/K用を短縮加工を施し、リアゲートスイッチ&ワイパースムージング。シボレーのテールエンドバンドもリアゲートに合わせて加工がされている。
オーナーのアクティブな趣味を考慮した仕様をテーマにしつつ、ノーマルを大きく崩さないスタイルを目指すのは簡単そうで難題。それを見事やり遂げるからこそ、ピットインアクツには今もなお多くのアストロが集まるのだ。
ボンネットはマジェスティック製で、ワイパーカウルもセット。フロントバンパーはC/K用のポジーバンパーを装着し、ボディサイドパネルに合わせてシルバーペイント。タホ用の牽引フックも追加している。
C/K用の純正リアバンパーを車幅に合わせて短縮加工。リアゲートスイッチ、リアワイパーはスムージングされ、車内側のスイッチはギミック(?)としてドライバーが刺さる。
汎用のシボレーのテールエンドバンドは、テールゲートに合わせてカットしているが、違和感は全く無い。アストロオーナーは真似したくなるのでは?テールレンズは装着していたレンズをブラックで縁取りしレッドでペイントを施したもの。ヒッチメンバー装着。車高はノーマルだ。
ロールーフでは装着されていないフェンダーモールは、ハイルーフから移植。これにより、BFグッドリッチ・オールテレーンT/A KO2(235/75R15)の装着も可能になった。ホイールはアメリカンレーシングの15インチをブラックペイント。センターキャップロゴが経年劣化で腐食していたため、カッティングして新たに作成しクリアペイント。
マフラーはオリジナルのサイド2本出し&フローマスター40。四角いフューエルドアはビレットの丸形に変更。車内のウッドパネルやコンソールはハイルーフ用を移植しピアノブラックペイント。 OWNER: 佐々木潤さん
PIT IN AKUTSU【ピットインアクツ】
TEL:048-421-1787HP:http://www.pitin-akutsu.com/
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 10月号掲載
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