王道カスタムを貫くお手本的一台のシボレーC-1500

ピックアップトラック

シボレー

大阪府

ナオキモータービルド

EXTREME AMERICAN

C1500

アメマガ2021年10月号

1997 CHEVROLET C-1500

EXTREME AMERICAN


色褪せない魅力を放つOBS、カスタムの王道スタイル!

1997 CHEVROLET C-1500

O.B.S(オールドボディスタイル)と称してポストC-10を担う90年代のC-1500。中でもレギュラーキャブはシンプルイズベストなスタイリングで大本命と噂されている。そんなベストシルエットに当時ならではの王道カスタムを貫くお手本的一台がコレだ!

フルスムージング×ビレット 異径サイズ履きが肝!

30代後半以上には懐かしく、20代の若者たちの眼には新鮮に映るOBS。90年代はアメ車の第二次黄金時代であり、アストロを筆頭にC/K、カプリスの人気もかなりのものだった。当時の定番カスタムと言えばビレットホイール。中でもビレットスペシャリティーズやバドニック、ボイドなど、ステアリングと合わせてインストールするクルマが続出。当時はインパネのパネルやメーターパネル、シフトやシート台座に至るまでビレスペやエンパイヤといったビレットブランドも存在しており、一式揃うほどビレットパーツが持てはやされた。

1997CHEVROLETC-1500

時は流れて時代は令和。今や鍛造ホイールブランドも乱立しており、クローム加工も革新的な進化を遂げて昔のメッキとは異なるハイクォリティな仕立ての物も多い。しかし、当時らしさにこだわるならそれ相応のアイテムで揃えて然るべき。

 

紹介するC1500は、まるであの時のショーカーがタイムスリップして現在に現れたかの如く、当時の魅力を色濃く感じさせる。ドアハンドルや給油口のスムージングに、ロールパン化されたリアバンパーにキャデラックテール。

 

SSミラーにカウルインダクションボンネットフード、そして極め付きがリア3リンクで仕立てたエアサスで、絶妙にフェンダーをリム被りさせるフロント20インチ、リア22インチのバドニック異径履きだ。

1997CHEVROLETC-1500

90年代の王道カスタムは未だ色褪せるどころか、磨けば磨くほどに輝きを見せるビレットホイールの如く魅力を放つ。よりディープにOBSを嗜むなら、この伝統を次世代へと継承していくべきと言えるだろう。

22インチでインストールするバドニックホイール DSC_9527 DSC_9590

リアのドラムブレーキをディスク化してフロント20インチに対して22インチでインストールするバドニックホイール。キャデラックテールはLEDにリフレッシュしており高輝度対策済。ビレットインサートグリルも当時の定番アイテム!

DSC_9533DSC_9536

ボーテックエンジンにコンピューターチューニングを施し、リミッターカット、スムースワイパーカウルにカウルインダクションフードで走りに徹した仕立ても、ビジュアルだけに偏らないバランスの良いカスタムのお手本。

DSC_9555 DSC_9558 DSC_9566

背もたれ後方にはロックフォードのウーファーをインストール。バドニックのステアリング色に少し寄せてダッシュパネルやドア内張りの一部をアイボリーカラーでアレンジ。これも現代の車の様に複雑な形状のインパネでは味わえない90年代ならではの楽しみ方の一つと言える。


NAOKI MOTOR BUILD【ナオキモータービルド】

TEL:072-236-7300
HP:https://naoki-mb.co.jp/
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 10月号掲載

最新記事


2023/09/27

やっぱりGMが好きなので、迷わずシルバラードを選ぶ

ピックアップトラック

シボレー

それがいつのことか、どこだったのかまったく思い出せないが、街を走るアメ車の四駆を見て「カッコイイ!」と思った三河さん。その刷り込みが非常に強く残っていたことで、今にして思えばそれがアメ車ライフの始まりと言える。

2023/09/26

【グランドワゴニア / ラングラールビコン】392ciのV8を搭載する、正反対なキャラクター!

ショップ

ここ数年、アメ車にもエンジンのダウンサイジング化の波が押し寄せている。だが、そんな時代の流れに抗うかのように登場した、ラングラールビコン392とグランドワゴニア。エンジンこそ同じだが、まったく異なる2台を紹介しよう。

2023/09/25

目指すは普段乗りができるシボレーC10のプロストリート!

ピックアップトラック

シボレー

C10人気が高まる昨今、オリジナル重視の個体はもちろん、パティーナやラット、さらにはビレットホイールを履かせたスタイルなど、多種多様の盛り上がりを見せている。そんな中、度肝を抜く一台を大阪の6ディグリーズで発掘してきた!

2023/09/22

稀少限定色のレインにルビコン392を搭載するモンスター!

SUV

ジープ

1981年まで生産されたCJ以来、40年ぶりにV8エンジンを搭載した「RUBICON 392」。モパーらしさを色濃く感じさせるハイパフォーマンスな走りは、良い意味でラングラーらしからぬ魅力を放つ。

ランキング


2023/09/26

【グランドワゴニア / ラングラールビコン】392ciのV8を搭載する、正反対なキャラクター!

ショップ

ここ数年、アメ車にもエンジンのダウンサイジング化の波が押し寄せている。だが、そんな時代の流れに抗うかのように登場した、ラングラールビコン392とグランドワゴニア。エンジンこそ同じだが、まったく異なる2台を紹介しよう。

2016/11/04

超レアなマスタング、1969年モデルのBOSS429!

クーペ

ビンテージ

フォード

1969y FORD MUSTANG BOSS 429

2023/09/25

目指すは普段乗りができるシボレーC10のプロストリート!

ピックアップトラック

シボレー

C10人気が高まる昨今、オリジナル重視の個体はもちろん、パティーナやラット、さらにはビレットホイールを履かせたスタイルなど、多種多様の盛り上がりを見せている。そんな中、度肝を抜く一台を大阪の6ディグリーズで発掘してきた!

2023/09/20

【ダッジ・チャレンジャーのオーナーを取材!】こだわりの愛車とカーライフを総まとめ

ダッジ

ダッジ・チャレンジャーといえばただの交通手段ではなく、夢と冒険の象徴となる魅惑のクルマ。映画やカルチャー、知人からの影響など、様々な出会いから始まり、カスタムへのこだわりや、ライフスタイル、走行のパワフルさなどいろいろな魅力に沼っていくオーナたち。今回はそんなダッジ・チャレンジャーのオーナーたちのこだわり、魅力をまとめて一挙にご紹介しよう!