アメリカ生まれのカーケアメーカー『シュアラスター』で洗車の仕方を学ぶ

メンテナンス

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アメマガ2023年2月号

シュアラスター

カーケア

マスターワークスシリーズ

アメマガリコメンド

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普段何気なく洗車はしているけれど、しっかりと汚れを落とせているかと言われればそうではないと思う。そこで今回はカーケアメーカーである「シュアラスター」で洗車を学ぶためやって来た


愛車をキレイにするための洗車に裏技はない

SurLuster【シュアラスター】
https://www.surluster.jp/

クルマは乗ってナンボ、汚してナンボだと思っているため、乗りっぱなし、汚しっぱなしのままで放置してしまうことが多々ある編集部の鈴木です。そうはいってもイベントなど、人前で愛車を展示するような時には洗車して汚れを落とすぐらいは行なっています。でも、ひとまずキレイにするっていうのが名目であるため、行なうのはシャンプー洗車程度…。普段文句も言わずに走り回ってくれる愛車を労わらねば罰が当たりそうな気がして、洗車の仕方を学ぼうと門を叩いたのが「シュアラスター」だ。

ちなみにシュアラスターは、1947年にアメリカ・カリフォルニア州ロングビーチで創業者であるジョセフ・ロビンソンが、天然素材“カルナバ蝋”を主成分とした自動車ワックスを製造し、49年から販売を始めるとその品質の高さが評判となり、キャデラック指定ワックスにも選ばれ高級カーワックスの代名詞となったブランド。

 

そんなシュアラスターが全国を周って一般の方々向けに開催しているのが“洗車講習会”で、愛車のケアに関してプロの技が学べる機会を定期的に行なっているということを耳にし、愛車をキレイに維持するための方法が学べる絶好の機会だと思い飛び込んだ次第。それでは早速受講開始!


シャンプー洗車の方法(水洗い)

まずはボディに付着している汚れ(砂や泥、ホコリ)を洗い流して、キズの原因となる要素を落としていく。その際はルーフ→ボンネット→サイドといったように上から下へ行なっていくことが鉄則。水洗いはボディの温度を下げるためでもある(温度が高いとシミの原因になる)ため、しっかりとかけることが大事。


シャンプー洗車の方法(シャンプー液を作る)

使用するシャンプー液は同社の「カーシャンプー1000(ノーコンパウンド)」。バケツにキャップ4杯(50ml)の液を注いで4ℓの水で泡立てるのだが、まずは強めの水圧で水を勢いよく注いで大き目の気泡ができる程度注いだら、今度は水圧を弱めてかき混ぜるように注いでいくときめ細かいクリーミーな泡となる。この位優しい感じに仕立てると人間同様、クルマも喜んでいるハズ。


シャンプー洗車の方法(洗い・すすぎ・拭き取り)

柔らかなウレタン素材で細かな波形加工が施された同社のウォッシングスポンジを使用。そのスポンジにたっぷりとシャンプー液を含ませたらボディの上で絞りながら全体に液をかけていく。洗車というとどうしてもゴシゴシと擦りたくなってしまうが、ボディにキズを付けてしまうのでそれはNG。とにかく優しく一定方向に滑らせる感じでスポンジを動かす。すすぐ際は液が乾いてしまう前にたっぷりと水をかけて流す。最後に水を拭き取る際もクロスを広げて優しく拭き取る。とにかく力を込める必要はない。


磨き(鉄粉除去の方法)

シャンプー洗車後は一見するとキレイだが、実は目に見えない汚れ、いわゆる鉄粉がたくさん付着している。これを除去せずにワックスをかけてしまったのでは傷口を大きくするだけ。素手だと感じにくいが、鉄粉確認用フィルムでボディをなでるとザラザラがよく分かる。そこでネンドクリーナーの出番。最初は固いのでよくこねて、厚さ1cm程度の形に整えて使用。常に水を流しながら行なう作業だが、水が使えない時にはネンドスムーサーを吹きかけながら、こちらも優しくなでるように滑らせる。


磨き(水垢除去・小傷消し方)

シャンプーでボディを洗い、ネンドクリーナーで鉄粉を除去したことでボディの表面はかなりツルツルになったものの、ここまで来たらさらにボディ表面に付いた水垢や小さいキズを落としてやればさらにツルツルになること間違いなし。そこでコンパウンド入りのスピリットクリーナーの出番。この時も施工箇所を拡げすぎることなく、さらに力を入れすぎることなく施工することが肝心。サイドミラーを見てもらえば違いが瞭然。


ワックスの施工方法

ワックスを施工する際、まずは付属のスポンジを水に含ませることからスタート。含ませた水分をしっかりと絞り、スポンジにワックスを付けるのだが、適量はワックスにスポンジを載せて軽く押さえながら90度回した程度でOK。そして一度に広い範囲を施工するのではなく、約50cm四方ごとに塗布していくのがベスト。ゴシゴシと力を入れることなく軽い力で縦横に伸ばしていく感じで。そしてワックス施工後は白く乾くまで暫く待つといったイメージがあるがそこまで待つ必要はなく、クロスで拭きあげて大丈夫。この際ワックスを均一に塗り伸ばす感じで拭きあげる。

ワックスを施工するまでと後の違いを視覚的に表したけれど、違いがお分かりいただけるだろうか? 施工する前の状態で水を掛けても一切水を弾く感じはなくベタっと張り付いて流れ落ちるといった具合だが、施工後は水をしっかりと弾いて汚れを寄せ付けないといった仕上がりでとても気持ちがいい。だが、一度の施工でこの状態が永遠に保たれるわけではないので、ひと月ごとに施工しなおすとこの状態をキープし続けられるぞ。


SurLuster MASTER WORKS SERIES

強靭で艶のある被膜を形成し、雨や紫外線からボディを守る成分を多く含むカルナバ蝋を独自の技術でブレンドしたシュアラスターのワックス。その中でも最上級となるマスターワークスシリーズは、原料や製造工程を見直し、より純粋なワックスを追及したモデル。充填は1缶ずつ職人が手作業で行ない、24 時間ゆっくりと時間をかけて自然放冷して凝固し、上質な仕上がりと施工性を追及したカーワックスである。


SurLuster【シュアラスター】

https://www.surluster.jp/


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2023年 2月号掲載


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