【シボレーカプリスワゴン】広いラゲッジが最大の魅力、個性的で実用性も高い!
様々なアメ車を乗り継ぐ、グレイスキャブの中村店長。中でもGM系の車種を所有したことが多く、ユーザーとしての目線でその魅力を知りつくす。そんな中村店長にGMの、カプリスの魅力を語って頂いた。
やっぱりGMが最高
シンプル・イズ・ベストな、さりげないカスタムが魅力
'96 CHEVROLET CAPRICE CLASSIC WAGON
かつて一世を風靡したステーションワゴン。だが日本車においては絶滅危惧種と思えるほど衰退し、そのポジションはSUVにとって変わられた。ここで紹介する第4世代のカプリスも1996年に販売が終了しているが、だからと言って決して魅力がないわけではない。フルサイズボディゆえにラゲッジスペースは非常に広いが、ドライビングポジションは乗用車そのものなので死角も少なく運転がしやすいし、立体駐車場などでも何ら心配なく入場できる。
かつてはローライダー御用達の車種というイメージが強く、様々なカスタムが施された。その関係でオリジナルを保つ個体は非常に少ないが、グレイスキャブでは限りなくオリジナルに近く、非常にローマイレージな個体を確保。約1インチほどロワリングを実施し、ホイールはボイドの17インチをチョイス。ワンオフマフラーを装着するがリアバンパーは残されており、オリジナルに近いスタイルを維持していると言える。
グレイスキャブの中村店長は「GMブランド全般に言えることですが、なんと言っても乗りやすい! また安定感もありますね。デザインなどもちょうどいい感じで、いかにもアメ車! という雰囲気があります。ちなみに壊れてもパーツの入手が容易なので、安心感も高いですし、整備性も抜群です。古いアメ車は壊れるというイメージがまだまだ根強いですが、それはメンテナンスを疎かにしているだけで、キチンと整備すれば壊れません。壊れてから直すのではなく、壊れる前に手を打つのが重要で、グレイスキャブでは納車前に徹底的にメンテを実施しています」と力説してくれた。
そんなグレイスキャブは、スタッフ全員がビンテージアメリカンを好きなこともあり、お客さんが気軽に来店するのとか。同じアメ車が好きな仲間と言う意識が強く、週末となると多くのお客さんが来店するが、皆さん滞在時間が非常に長いとか。だが言い換えるなら、それだけ居心地が良いお店と言うことだ。
最近のアメ車と比べると、非常にシンプルで可愛らしい雰囲気を醸し出すフロントマスク。ホイールはBOYDS の17インチで、組み合わせるコンチネンタルタイヤも、グレイスキャブのコダワリだ。
ピューターゴールドのボディカラーとクロームのホイールが相まって、上品な雰囲気を演出。さりげないカスタムもGood。
セカンドシートを展開しても、非常に広々とした荷室を確保。テールゲートは上下だけでなく横方向にも開閉可能。日本の狭い駐車場では有難い装備だ。
エンジンは5.7ℓV8 を搭載。最高出力260hp は充分すぎるほどのスペックを持つ。ちなみに中村店長は「90 年代のアメ車は、点火系/冷却系/燃料系さえ気を付けていたら大丈夫。グレイスキャブではデスビやインマニ、フューエルポンプにも注意する」そうだ。
ベンチシート&コラムで、ゆったりとしたドライビングポジションを実現。後席の居住性も高く、大人が座っても窮屈さは皆無。様々なシーンで活躍する。
GraceCab【グレイスキャブ】
所在地:愛知県春日井市惣中町3丁目84番地2
TEL:0568-35-7790
URL:http://gracecab.jp/
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2023年6月号掲載
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