【フォード マスタング】シンプルなボディラインがハードトップの最大の魅力!
アメリカから正規輸入されていない魅力的なクルマを自社輸入するBUBU。最新モデルだけでなくビンテージも得意とするが、新たにクーペのマスタングが横浜ショールームにやって来た!
国内未登録の初代マスタング
デビュー当初は、アメ車としては比較的小柄だったマスタング。折からのマッスルカーブームの波に乗り、エンジンやボディサイズがどんどん拡大化された印象がある。とくにファーストモデルは大きく見ても3タイプのボディ形状があり、最初と最後ではまったく別のクルマに見えなくもない。
66年モデルまでは「ポニーカー」と言う愛称に相応しく、どことなく可愛らしいイメージが強かったが、67年以降のとくにファストバックはリアフェンダーなどが大きく盛り上がり、今のマスタングに繋がる様な筋肉質なラインとなっている。日本で見かける67年以降のモデルはその人気の高さもあって、ファストバックがほとんど。たまにコンバーチブルがいるかもしれないが、これまでハードトップを見たことがなかった。
そんな激レア(?)なマスタングを、BUBUがつい先日アメリカから輸入したというので、早速横浜のショールームへ向かって見ると、そこには65年モデルを挟む様に2台の68年モデルのハードトップが展示されていた。

まずはアンバーメタリックの65年モデルを見てみるが、上品さを感じさせてくれるカラーに加え、エクステリアはオリジナルのスタイルをキープしている。だがエンジンルームを覗いてみると、ラジエターの変更&電動ファンの追加を実施。さらに制動力向上のためディスクブレーキ化も行われ、現代の水準と比べても遜色のない、安定した走りが楽しめる様にアップグレードが図られている。

続いては、ライムゴールドの独特な色合いが美しい68年モデルのハードトップ。こちらはナンバーズマッチという稀少な1台。ファストバックのゴツいボディラインとは異なり、オリジナルの雰囲気を残しているが、よく見るとプレスラインやテールランプのデザイン/サイズなども65年モデルとは異なっている。その違いはインテリアにも及び、5つの丸型メーターはキープするが、その配列はまったく異なり、まさに現在のマスタングの在り方を決定づけた原点がここにあるとも言える。

最後に紹介するもう1台の68年モデルのハードトップは、シーフォームグリーンという独特なカラーリングが特徴。ルーフはバイナルトップとなっており、60年代からタイムスリップして来たかの様な、コンディションをキープ。搭載エンジンはいずれもV8・289(4.7ℓ)だが、決してパワー不足を感じる様なことはなく、心地良くクルーズする乗り方がピッタリだろう。
1965 FORD MUSTANG HARDTOP





エクステリアはオリジナルのスタイルをしっかりキープするが、メカニズムや内装はしっかりグレードアップを実施。横一文字に並んだメーターは、シンプルで、良い意味で大衆車的な雰囲気を醸し出す。内装もしっかりリフレッシュしており、大型のアームレストで装備性も向上させる。
1968 FORD MUSTANG HARDTOP




レストアは施されているが、エンジン/ボディ/ミッションがすべてオリジナルのままである「ナンバーズマッチ」状態。ファストバックと比較すると大人し目ではあるが、リアフェンダーの盛り上がりはかなり大型化され、マスタングの名に相応しい逞しさを演出する。
1968 FORD MUSTANG HARDTOP




マスタング=スポーツカーという印象を抱く人が多いが、それとは対照的なスタイル。ボディは65年モデルと変わらないと思うかもしれないが、見比べるとボディはまったくの別物だと分かる。スマートに、さり気なくビンテージアメリカンに乗りたい人にオススメだ。
THANKS:BUBU 横浜
TEL:045-923-0077
HP:https://www.bubu.co.jp/shop/yokohama/
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン2023年12月号掲載
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