マーキュリーが放ったマスタングの姉妹車クーガー【オートレイド】

クーペ

ビンテージ

OTHER

マーキュリークーガー

Auto Raid

オートレイド

MERCURY COUGAR

富山県

Mercury

60s

マーキュリー

マスタングの豪華版ともいえるマーキュリー・クーガーは、そのキャラクターに見合うアレンジとして、マスタングよりもホイールベースが3インチ延長され、乗り心地の向上や居住性が高められている


0S7A9246_opt

フォード・マスタングの姉妹車ながら、マーキュリーならではのラグジュアリーでエレガントな要素を盛り込んだ「クーガー」は、クーペボディならではの軽快さと、ヒドゥンヘッドライト&シーケンシャル・テールランプなどのギミックも魅力的。

マスタングの豪華版ともいえるマーキュリー・クーガーは、そのキャラクターに見合うアレンジとして、マスタングよりもホイールベースが3インチ延長され、乗り心地の向上や居住性が高められている。クーガーのセカンドジェネレーション以降では、排気ガス規制の煽りをもろに受け、一気にラグジュアリー路線を突き進めたため、マッスカーとしてのイメージは低くなった。

しかし、この68年型を含むファーストジェネレーションのクーガーは、マスタング同様にレースシーンでも活躍した毛並みの良いモデル。マスタングはクーペをスタンダードとしながも、よりスポーティーなファストバックが存在するも、姉妹車のクーガーにはファストバックは存在しない。

日本国内に正規で輸入されたマスタングは、ファストバックが主流だったため、実際の生産台数の割合では極端に少ない割に、日本での人気はファストバック一色といった感じ。そうした日本ならではの背景も影響してか、あれほどポピュラーなマスタングに対して、クーガーは影が薄い。

マスタングに対して装備も多く、価格も高額だったため、出荷数も現存数も少ないのがクーガーだ。マッスルカーにおいては、ない物ねだりのごとく、希少性がプラスに作用するケースが目立つ中、近年ではクーガーに着目する人も増えている。

この個体は新車当時に正規輸入されたもので、ルックス、コンディションともにオリジナルの状態をキープする極めて希少な1台。社外品ながらも、純正マグナムのデザインをアルミ製で再現したホイールのアレンジや、チンスポイラーの装着で、マッスル感がフォーカスされストックとしての魅力が際立っているのがポイントだ。

0S7A9635_opt

搭載される302モーターの最高出力は210hpのマイルドパフォーマンスな仕様なだけに、マッシブなパフォーマンスは期待できないが、現在の道路事情においても、なんら不満なく快調なドライブが味わえる。

ポニーカーならではのコンパクトなサイズ感は、見た目以上に実際にドライブすることで体感できとても運転しやすいのが特徴。

0S7A9320_opt 0S7A9334_opt 0S7A9338_opt

プラットフォームを共有するマスタングに対してホイールベースが3インチ長いため、全体的にシャープな印象。ロングノーズ&ショートデッキが際立つ。シルバーの車体色によって、ボディ各部のプレスラインが強調され、バイナルトップ車ということも貢献してクーペならではの美しいスタイリングが良く分かる。

本来はスチール製のマグナムホイールのデザインのまま、アルミ製でリリースする社外品を採用。ハブキャップはクーガーの純正品を加工して装着する。タイヤには、王道のBFGをあえて避けて、クーパーコブラのラジアルGT(F:215/65R15、R:235/60R15)を採用。

0S7A9303_opt 0S7A9313_opt

内張りのパターンや、ゲージ類のレイアウトなど基本的なデザインはマスタングと共通しながらも、化粧パーツを追加するなど、よりリッチにまとめられている。ダッシュボードがフラットなのもポイント。ディーラー車として新車時から日本国内で維持されていた個体でバツグンのコンディションを確保する。

0S7A9353_opt

直6エンジンがスタンダードのマスタングに対して、クーガーでは、全てV8による7種類のエンジンがラインナップされた。そのことからも、クーガーの車格の高さが伺え知れる。この個体が搭載するエンジンは、FoMoCo製スモールブロックでは最もポピュラーな302ci(5.0L/ウィンザー)の2bbl仕様。

それでも排気ガス規制前とあって、最高出力は必要にして充分な210hpを確保する。トランスミッションは3速AT。

Special Thanks| Auto Raid
Location| 富山県射水市新開発415-6
Phone| 0766-52-8830
URL| http://www.auto-raid.com/

Photo| Hiroshi Nose
Report| Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2018年1月号掲載


関連記事

RELATED


ファースト後期型マスタングはダックテールを取り入れた独創的なフォルム

歴代マスタングの中でもスポーツルーフのイメージが強いファーストジェネレーション後期型こそ、クーペとしての魅力にあふれる「グランデ」。ダックテールを取り入れた独創的なフォルムには当時のFoMoCoのアイデンティティーが詰まっている!

マスタング史上もっともスタイリッシュな1969年型

この記事では、1969年型フォード・マスタングのバランスの取れたデザインと時代を超越した魅力に焦点を当てています。特にレストアされたマッハ1モデルのオリジナルの特徴と現代的アップデートの組み合わせがたまらない!美的感覚に優れ、歴史的なカーデザインに関心のある方おすすめの内容だ!
1969 FORD MUSTANG Mach 1

ビギナーもカジュアルに付き合える仕上がりだ 1965y フォード マスタング GT COUPE【オートレイド】

マスタングは、数あるヴィンテージアメリカンのなかでも最もポピュラーな存在。ポニーカー・セグメントを新たに開拓しデビューと同時に爆発的なヒットとなった。

元祖スラムドこと“レッドスレッド”としてアレンジされた50年型マーキュリー

1950 Mercury 2door Coupe

【至高のフォード・マスタング】シェルビー・コブラGT500KRが描くプレミアムな世界

フォード・マスタングの1968年型シェルビー・コブラGT500KRを紹介。キング・オブ・ザ・ロードとして知られるこの車は、パワフルなコブラジェット428エンジンとラグジュアリーなデザインが魅力だ。わずか933台の限定生産で、工場オリジナルの状態を保ち、高い価値を解説。
1968 SHELBY COBRA GT500KR

 

最新記事


2024/02/27

走りを追求するクルマからモーターホームまで対応!【WOT'S】

ショップ

アメ車専門店と言っても、マッスルカーやSUV、さらにはモーターホームなど、ジャンルで別れるのが殆ど。だが、それらすべてを扱うオールジャンルなアメ車専門店と言えるのが、熊本のワッツだ。

2024/02/26

アナタ好みのキャンピングカー造ります【VORTEX YOKOHAMA】

バン

キャンピング

シボレー

誰に気兼ねすることなく自由を追い求めてキャンプを楽しむのであれば、既成ではなくトコトンこだわり抜いた仕様へと仕上げられた内装のキャンピングカーで謳歌したくはないだろうか?それを具現化してくれるのがヴォルテックス横浜だ。

2024/02/23

マッスルカーライフを満喫!我が家の家訓、男なら“男らしいクルマ”に乗れ!

クーペ

ダッジ

高校生の頃に乗ると決めたチャレンジャー。父の援助もあって購入したから、父にも乗る権利はある。そんな息子のチャレンジャーに乗ると余りにも楽しすぎて、内緒で自分もチャレンジャーを購入。友人のような関係を築きながら、マッスルカーライフを満喫するオーナーさん親子を紹介しよう!

2024/02/22

長年に渡って見続けてきた老舗アメ車ショップにOBS の“イマ”を聞いた【ブルーリバー】

ショップ

1990年代から2000年代初頭のアストロブームと共に、アメ車シーンをけん引してきた関西の老舗アメ車専門店ブルーリバー。OBSの過去と現在を知る有識者として、当時から25年に渡ってブルーリバーを守り続ける代表の山倉氏に話を伺ってきた。

ランキング


2024/02/26

アナタ好みのキャンピングカー造ります【VORTEX YOKOHAMA】

バン

キャンピング

シボレー

誰に気兼ねすることなく自由を追い求めてキャンプを楽しむのであれば、既成ではなくトコトンこだわり抜いた仕様へと仕上げられた内装のキャンピングカーで謳歌したくはないだろうか?それを具現化してくれるのがヴォルテックス横浜だ。

2022/07/14

チャレンジャーとチャージャー、実はこの2台は双子の様な存在と言える。

セダン

クーペ

ダッジ

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK WIDEBODY[SUBLIME]
2018 DODGE CHARGER DAYTONA392[YELLOWJACKET]

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!
UNDERWOOD BRAND【アンダーウッドブランド】

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】