魅力溢れる80~90年代のアメ車たち【C3 Corvette/Camaro IROC-Z/GMC Jimmy】
80年代~90年代のアメ車が熱いという。今回は82年型コルベットと89年型カマロ、87年型ジミーの3台を紹介しよう
80s-90sBeat
1982 Chevy C3 Corvette
1989 Chevy Camaro IROC-Z
1987 GMC Jimmy
エンジンチューンをはじめ、正統派のメンテナンスを得意とする大阪のプロショップ「F.A.S.T(ファースト)」。ビンテージマッスルからSUVまで幅広くアメ車を扱うが、中でも80年代~90年代のアメ車が熱いという。今回は82年型コルベットと89年型カマロ、87年型ジミーの3台を紹介しよう。
1980年代から90年代にかけてのアメ車は、歴史上、もっとも元気がなかった…なんて言われている。70年の「マスキー法」の施行により厳しい自動車排気ガス規制が実施され、大排気量・ハイパワーエンジンは、半ば骨抜きにされた。さらにアメリカ経済そのものも大きく落ち込み、とくにマッスルカーやスポーツカーは低迷していくことになる。
その生き残りの道を、まるで手探りしているような状況だった。ならば、その当時のアメ車は乗る価値も、所有する価値もないのか? いや、低迷し、混迷を極めていた頃だからこそ魅力的なのだ、と大阪のアメ車スペシャリティショップ『F.A.S.T』代表の大森圭司さんは言う。
「たとえばコルベットはC3からC4へ、カマロはサードとフォースの時代で、転換期というか、大きな進化のあった時代と言えるんです」たとえば搭載エンジンはキャブレター式からインジェクション式に変わっていったのがこの時代。排ガス規制を克服して、さらなるパワーアップが実現しつつあった…それがちょうど、80~90年代のトピックスだというのだ。
うーん、フルレストアやエンジンスワップなど、クルマの中身を知り尽くさなければできない重作業を、易々とこなす大森さんの言葉にはなかなか説得力がある。それでは、そんな時代の典型的な3台、シボレー・コルベット&カマロ、GMCジミーを紹介していくことにしよう。
Special Thanks ◆ F.A.S.T
Phone ◆ 06-6784-1976
URL ◆ http://fast1976.jp/
Photo ◆ Takeo Asai
Report ◆ Yoshinobu Kohsaka
2018年 アメ車マガジン 2月号掲載
最新記事
2024/04/18
自然な流れのボディパーツにカナードを追加で進化を遂げる【エッジカスタムズ チャレンジャー F】
日本はもちろん、世界中のチャレンジャーカスタムを牽引するLUXZ。2021年に登場した初のフルバンパー仕様となる「CHALLENGER F」。そのエボリューションモデルが完成したので、早速紹介しよう!
2024/04/17
63年型フォードギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。
レースのフィールドで活躍した63年型ギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。中でもステーションワゴンは、ハイエンドでありながらSUVとしての魅力を備えて西海岸ではサーフ&ロッドのアイコンとしてお馴染み!
2024/04/16
フェイススワップカスタムに新たな息吹を吹き込む
シボレー・アストロにはGMC・サファリという兄弟車がいたのと同じく、シボレー・C/K、タホ、サバーバンにはGMC・シエラ、ユーコン、サバーバンという兄弟車がいる。その特性を活かしてフェイスを交換することはテッパンだが、さらに別のアプローチが登場!