初代F-150ラプターの中でも、レアなスーパーキャブを紹介!

ピックアップトラック

フォード

AMERICAN 4×4 & TRUCK

アメマガ2019年7月号

北海道

コンフィデント

F-150 SVT ラプター

F-150ラプター

AMERICAN 4X4 & TRUCK
FORD F-150 SVT RAPTOR


FORD F-150 SVT RAPTOR

FORD F-150 SVT RAPTOR、F-150 SVT ラプター

広大な大地を誇るアメリカで生き抜くためにはタフでなければならない。まさにそれを体現するのが、ビッグでパワフルな4×4とトラック。さらにここ最近のトレンドはオフローダースタイル。益々タフネス度を強め、ワイルド感溢れるスタイルでファンを魅了する。もっともアメリカンスピリッツを踏襲するのは4×4とトラックに間違えない。

コンパクトで軽量なボディは、より一層走りが楽しめる!

2008年のSEMAショーで発表された、初代F-150ラプター。2016年には現行型にバトンタッチするが、今なお魅力的なモデルであることに間違いはない。そんな初代ラプターの中でも、レアなスーパーキャブを紹介しよう。

ピックアップの概念を覆すワンランク上の上質な走り

FORD F-150 SVT RAPTOR、F-150 SVT ラプター

オンロードはもちろん、オフロードでの高いパフォーマンスを追求した ラプター 。日本語に訳せば猛禽類になるが、その名に相応しくストックのF‐150 とはまるで異なるスタイルと走りに魅了される人は多い。


2010年から正式にデリバリーが開始されたが、ここで紹介する コンフィデントラプター は、まさに最初期モデル。エンジンはスタンダードな5.4ℓのV8を搭載しており、2011年から追加された4ドアのスーパークルーより292mm短いので、ある意味取り回しも良く、軽量。言わば、 ラプター のポテンシャルをフルに発揮できる仕様。

FORD F-150 SVT RAPTOR、F-150 SVT ラプター
ラプター の注目ポイントを今更説明するまでもないかもしれないが、最大のポイントは存在感溢れるエクステリアよりも、むしろ中身にある。両側合わせて7インチワイドとなるオーバーフェンダーは、315/70R17サイズのタイヤを装着するためだけではない。フロントの独立懸架サスペンションのストローク量をアップさせるために、アルミ製のロングアームに変更。

もちろんノーマルよりも車高はアップしており、そこへ組み合わすショックはオフロードレースで高い評価を得ているFOXレーシングのリザーバータンク付き。言わば ラプター はメーカー自らがチューニングしたスペシャルマシンというワケだ。フロントバンパーはプレランナー風に変更されているが、そのほかはホイールに至るまでオリジナルをキープ。むしろバネ下重量を考えれば、 ラプター はこのまま乗るべきだ。


_N6I0184
今回試乗した コンフィデント のラプターはすでに15万kmを過ぎているとはいえ、そのしなやかな走りはまだまだ健在。リアサスペンションはリーフなのだが驚くほど快適で、ピックアップのイメージを見事に覆してくれる。


フロントグリル、ワイドフェンダー、ボンネットなど、ラプターの専用装備が各部に満載。サイドステップは金属製となっており、ヘビーデューティーな使用が前提となっている。


ベッド部分にはUNDERCOVERのトノカバー
BEDRUGのインナーも装着

FORD純正のカーゴエクステンション
ベッド部分にはUNDERCOVERのトノカバー、内側にはBEDRUGのインナーも装着。ベッドに収まらない大きな荷物の落下を防ぐ、FORD純正のカーゴエクステンションも装備。


FORD F-150 SVT RAPTOR、F-150 SVT ラプター




最新のアメ車と比べると、シンプルな雰囲気が漂う運転席周り。基本的にスタンダードなF-150と共通だが、シフト前方にオフロードモードやヒルディセントコントロールのスイッチが備わる。横のトグル風のスイッチは、後付ランプの装着を考慮し、標準で装備。


FORD F-150 SVT RAPTOR、F-150 SVT ラプター
FORD F-150 SVT RAPTOR、F-150 SVT ラプター
FORD F-150 SVT RAPTOR、F-150 SVT ラプター
全席レザーシートを採用。スーパーキャブは観音開き方式となる。スーパークルーと比べると、足もとの居住性はやや損なわれるが、軽快さではこちらが上だ。


FORD F-150 SVT RAPTOR、F-150 SVT ラプター
ノーマルよりも片側で3.5インチワイドなフェンダーを装備。タイヤサイズは315/70R17となり、ストックのF-150より遥かに大きなグランドクリアランスを確保する。軽量かつ強靭な専用ホイールにはSVTのロゴがあしらわれる。


前後とも、FOXレーシングのリザーバータンク付きショックを採用
前後とも、FOXレーシングのリザーバータンク付きショックを採用
前後とも、FOXレーシングのリザーバータンク付きショックを採用。フロントサスペンションのロアアームはアルミ製で、ノーマルよりも長くなっている。これにより、サスペンションのストローク量を増大させている。


5.4ℓV8ガソリン
エンジンはナビゲーターなどにも採用される、5.4ℓV8ガソリン。これに6ATを組み合わせる。6.2ℓV8エンジンは、2010年の当時ではオプション設定となっていた。


アメ車専門店「コンフィデント札幌」が指南する、アメリカ車の正しい買い方と選び方
SUVからバン、パッセンジャーまで幅広いラインアップを誇る、札幌のコンフィデント。
コンフィデントが手掛けたニッサン・タイタン。オールシーズンで楽しめる最高の相棒


CONFIDENT
TEL:011-799-0321
HP:https://www.confidentsapporo.com


Photo:浅井岳男
Text:空野稜
アメ車マガジン 2019年 7月号掲載


関連記事

RELATED


2019年型 F-150ラプターが降臨!究極のベストセラーのモンスタートラック

アメリカン・スピリットを体現するプレミアムでパワフルな4x4トラック、2019年型フォードF-150ラプター。このトラックは人気が高く、アメリカ国内でもプレミアム価格で販売されることが多い。しかし、愛知県にあるアメリカ車専門ディーラーのライオンハートは、この新型車をリーズナブルな価格で輸入販売!詳しくは記事をチェック☆

AMERICAN 4X4 & TRUCK
2019 FORD F150 RAPTOR

【アレンジの極み】フォード・F-150ラプターが超絶ワイド化で個性を爆発させる!

フォードF-150ラプターを特集。最強オフローダーがさらなるワイルドさでカスタマイズ。ワンオフオーバーフェンダーやリフトキット、ワイドボディキットなどの過激な改造を紹介。最新のアメリカントレンドを取り入れたキャルウィングが注目ポイント。ラプターのタフさとワイルドさを体感しよう!

どっちのチェロキーを選ぶ?四駆らしさを追求したトレイルホークと、都会的なリミテッド。

2019 JEEP CHEROKEE TRAILHAWK
2019 JEEP CHEROKEE LIMITED

シェビーのミドルサイズトラック、シボレーコロラドは走りもサイズ感も絶妙

AMERICAN 4X4 & TRUCK
2019 CHEVROLET COLORADO

ギラギラしたトラックとは趣が異なる、異端な存在のラムREBELが日本に上陸!

AMERICAN 4X4 & TRUCK
2019 RAM REBEL CREWCAB 4WD

 

最新記事


2025/03/19

直線的で無骨なカタチ、今こそハマーH3という選択

SUV

ハマー

ここ数年、マッスルカーに力を注ぐ福岡のLOOKS。だが元々はSUVを得意とするお店。また折からの4WD人気の高まりを受け、原点回帰というか、ハマーH3にも力を注いでいる。

2025/03/17

【MOTHERS】ショーカークオリティを 生み出すこだわりの逸品

メンテナンス

マザーズといえば、 Jeepの生まれ故郷であるアメリカにおいて高い認知度を誇るカーケアブランド。エクステリアからインテリアまで多種多様なアイテムをリリースしており、世界中のファンに愛されているトップブランドである。ここではJeepはもちろん、その他のアメ車にも最適なアイテムをピックアップ。どれも手軽に施工できて、かつ効果も抜群なので、ぜひ試してみてほしい!

2025/03/15

【サニービーレンタカー】他店ではほとんど見られない、アメ車のレンタカーサービス

ショップ

「アメ車に乗りたい!」と思う人はとても多い。でも最近では携帯代や様々なサブスクを利用していて、出費が多いという人も少なくない。だがそんな人の夢を叶えるために、サニービーレンタカーではアメ車のレンタカーを用意している。

2025/03/14

【2024 NewSchool CUSTOM SHOW】自由で無限の可能性を感じる、新しさを予感させるイベント

イベントレポート

ランキング


2025/03/19

直線的で無骨なカタチ、今こそハマーH3という選択

SUV

ハマー

ここ数年、マッスルカーに力を注ぐ福岡のLOOKS。だが元々はSUVを得意とするお店。また折からの4WD人気の高まりを受け、原点回帰というか、ハマーH3にも力を注いでいる。

2018/07/18

従来のアストロとは別物 気分はHOT ROD!!【シボレーアストロ】

バン

シボレー

見るからにヤバそうな雰囲気を漂わせる細井さんのアストロ。その期待通り、いや期待値以上のパフォーマンスに仰天。

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2018/11/20

映画『アメリカングラフィティー』の劇中車として、世界一有名なデュース・クーペ をオマージュ

ビンテージ

フォード

STREET ROD ECSTASY
1932 Ford 5 window