【フォードF-150ラプター】世界中に名を馳せるパンデムのエアロパーツで更に巨体に!

ピックアップトラック

PANDEM

アメマガ2020年6月号

POKAL

ブリスターフェンダー

F-150

F-150ラプター

アズールモータリング

4インチリフトアップ

アメ車で傾け

2015 FORD F150 RAPTOR

アメ車で傾け -kabuke-


2015 FORD F150 RAPTOR

猛禽類を進化させた、まさに野獣!

FORDのフルサイズピックアップファミリーに属するものの、ワークホースではなくスポーツトラックと言うべきラプター。特にサスペンションはまるで別物で、ノーマルのままオフロードレースに参戦できる反則級のマシン。それをAZRがグラマラスかつエレガントに仕上げる。

縦横をサイズアップしノーマルを凌ぐ存在感

「カスタムしたF150ラプターが今回の取材車両です!」という編集部からの指示を受け、向かった先は愛知のアズールモータリング(以下AZR)。そもそもラプターはFORD自らがカスタムした様なクルマなので、もはや手を加える所なんて何もないはず…。サスペンションも純正でFOXレーシングが装着されているので、交換する意味は全くない!言わばプロショップ泣かせと言っても過言ではないモデルだ。

_N6I3774

そんな先入観を持ってAZRへ向かうと、そこに待ち構えていたのはリフトアップ&オーバーフェンダーの装着を行ない、縦横の両方向がサイズアップした仕様。まさにラプターであって、もはやラプターを超越した全く存在と呼ぶにふさわしい、個性のカタマリと言うべきであった。

ブリスターフェンダーが違和感なく調和する

そもそもラプターは、通常モデルのF150よりもリフトアップされ、35インチタイヤを標準装備。ショックアブソーバーも先述した様に、しなやかでありながら高いコーナリング性能も両立するFOXを採用するなど、走りに特化したモデル。フロントマスクは専用品となるが、その他は共通なので物足りなくないと言えば嘘になる。

2015 FORD F150 RAPTOR 2015 FORD F150 RAPTOR

とは言え、ラプター用のパーツなど世界中見渡しても無いのでは…と思ったら、まさかのジャパンブランドからリリース中。AZRがチョイスしたのは、世界的にも有名なTRA京都。ロケットバニーブランドの名を聞いた人は非常に多いと思うが、その兄弟ブランドであり、ブリスターフェンダーを展開する「PANDEM」のボディキットを装着。片側だけでフロントは約15cm、リヤは20cmワイド化を実現し、ノーマルとは全く別のボディラインを実現している。


サスペンションは4インチのリフトアップを実施するが、ノーマルの良さを損なわぬ様、ファブテックのキットを使用してフロントメンバーをダウン。ナックルをロングタイプに変更する事で、ストロークを損なわず車高をアップ。リヤはブロックとショック延長ブラケットを使用し、ノーマルよりも大きな37インチのオープンカントリーR/Tを装着する。ホイールはPOKALの20インチを組み合わせており、まさに最新のアメリカンスタイルと言うべきサイズ。実際20インチぐらいでないとホイールが貧弱に見えてしまうので、トータルバランスも考慮したカスタムと言えよう。

_N6I3910

第2世代のラプターとしては初年度モデルとなる2017 年式。V8・6.2Lもラインアップされるが、この個体は3.5Lのエコブーストツインターボを搭載。ボディの殆どにアルミを採用する事で、非常に軽快な走りを実現。

_N6I3979 _N6I3983_N6I3948

メーターフードのデザインなどは一般モデルのF150と共通だが、ラプターは走りを重視するためフロアシフトを採用。しかもATは10速を搭載。トランスファーの切り替えはダイヤル式で、リヤデフロックやトレーラー牽引用のブレーキシステムも標準装備。また安全性を考慮して、マルチアラウンドビューモニターを装着。

大胆なボディキットで印象を変えるがラプターの長所はそのまま活かす

_N6I4029 _N6I4044 _N6I4034

純正ボディに追加するだけで、全く別のクルマへと進化させるパンデムのブリスターフェンダー。フロントは15mm、リヤは20mmワイドで、エッジの効いたボディラインを更に際立たせ、他には無い存在感を放つ。

_N6I4009 _N6I3784

前後のオーバーフェンダーを繋ぐ、独特なスタイルのランニングバーを装着。フロントウインドウの上には、ZROADZ製の52インチのカーブしたLEDランプバーをセット。ワイルドさを強調する。

37インチのTOYOのオープンカントリーR/TにPOKALの20インチ _N6I3769 _N6I3835 _N6I3808

ラプターにはFOXレーシングのサスペンションが標準装備され、この足回りのポテンシャルのためにラプターを買うと言っても過言では無い。そのためショック&スプリングは純正で、ファブテックのキットで4インチリフトを実現。37インチのTOYOのオープンカントリーR/TにPOKALの20インチを組見合わせ、快適性も重視する。


Special Thanks:AZZURRE MOTORING【アズールモータリング】

TEL:0562-95-0678
URL:http://azzurre-motoring.com
Photo:浅井岳男
Text:空野稜
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載

関連記事

RELATED


本場を知るレーストラックだからこそなし得た、2インダウンに35タイヤの組み合わせ!

2007 FORD F150 HARLEY-DAVIDSON

2019年型 F-150ラプターが降臨!究極のベストセラーのモンスタートラック

アメリカン・スピリットを体現するプレミアムでパワフルな4x4トラック、2019年型フォードF-150ラプター。このトラックは人気が高く、アメリカ国内でもプレミアム価格で販売されることが多い。しかし、愛知県にあるアメリカ車専門ディーラーのライオンハートは、この新型車をリーズナブルな価格で輸入販売!詳しくは記事をチェック☆

AMERICAN 4X4 & TRUCK
2019 FORD F150 RAPTOR

本気でラプターが欲しいアナタに新旧&第3の選択肢を提案する

FORD F-150 RAPTOR

【アレンジの極み】フォード・F-150ラプターが超絶ワイド化で個性を爆発させる!

フォードF-150ラプターを特集。最強オフローダーがさらなるワイルドさでカスタマイズ。ワンオフオーバーフェンダーやリフトキット、ワイドボディキットなどの過激な改造を紹介。最新のアメリカントレンドを取り入れたカルウィングが注目ポイント。ラプターのタフさとワイルドさを体感しよう!
AMERICAN 4X4 & TRUCK
FORD F-150 RAPTOR

史上最強のトラック“ラプター”を仲間と共に飼い慣らす快感!

FORD F150 RAPTOR

 

最新記事


2023/09/26

【グランドワゴニア / ラングラールビコン】392ciのV8を搭載する、正反対なキャラクター!

ショップ

ここ数年、アメ車にもエンジンのダウンサイジング化の波が押し寄せている。だが、そんな時代の流れに抗うかのように登場した、ラングラールビコン392とグランドワゴニア。エンジンこそ同じだが、まったく異なる2台を紹介しよう。

2023/09/25

目指すは普段乗りができるシボレーC10のプロストリート!

ピックアップトラック

シボレー

C10人気が高まる昨今、オリジナル重視の個体はもちろん、パティーナやラット、さらにはビレットホイールを履かせたスタイルなど、多種多様の盛り上がりを見せている。そんな中、度肝を抜く一台を大阪の6ディグリーズで発掘してきた!

2023/09/22

稀少限定色のレインにルビコン392を搭載するモンスター!

SUV

ジープ

1981年まで生産されたCJ以来、40年ぶりにV8エンジンを搭載した「RUBICON 392」。モパーらしさを色濃く感じさせるハイパフォーマンスな走りは、良い意味でラングラーらしからぬ魅力を放つ。

2023/09/21

ひと手間加えて防音・猛暑対策も!たるんだ天井を自らの手で張り替える!

メンテナンス

最近、愛車の天井がたるんできた。そんな悩みを持つオーナーは多いのでは?でも張り替えって、お願いすると高いんでしょ? だったら自分でやってみる?生地もネットで買えるし専門工具も不要。やろうと思えば、なんだってできる!

ランキング


2023/09/25

目指すは普段乗りができるシボレーC10のプロストリート!

ピックアップトラック

シボレー

C10人気が高まる昨今、オリジナル重視の個体はもちろん、パティーナやラット、さらにはビレットホイールを履かせたスタイルなど、多種多様の盛り上がりを見せている。そんな中、度肝を抜く一台を大阪の6ディグリーズで発掘してきた!

2016/11/04

超レアなマスタング、1969年モデルのBOSS429!

クーペ

ビンテージ

フォード

1969y FORD MUSTANG BOSS 429

2023/09/20

【ダッジ・チャレンジャーのオーナーを取材!】こだわりの愛車とカーライフを総まとめ

ダッジ

ダッジ・チャレンジャーといえばただの交通手段ではなく、夢と冒険の象徴となる魅惑のクルマ。映画やカルチャー、知人からの影響など、様々な出会いから始まり、カスタムへのこだわりや、ライフスタイル、走行のパワフルさなどいろいろな魅力に沼っていくオーナたち。今回はそんなダッジ・チャレンジャーのオーナーたちのこだわり、魅力をまとめて一挙にご紹介しよう!

2022/02/21

日本では稀少なグレードのダッジ・ラムバンB350

バン

ダッジ

アウトドア

1986 DODGE RAM VAN B350