夢に見続けたコルベットC2!手に入れた感激を取材

クーペ

シボレー

アメマガ2020年8月号

コルベット

C2コルベット

CORVETTE CHRONICLE

愛知県

東海カーズ

1964年型シボレー・コルベットC2を所有するオーナーを取材。元上司に触発され、自分のC2を手に入れるために奔走したオーナー。周囲のサポートと人脈のおかげで、シボレー・コルベットC2を手に!この記事ではパフォーマンスと快適性を両立させるカスタマイズや、ドライブの楽しさについて語っている。

1964 CHEVROLET CORVETTE C2

CORVETTE CHRONICLE


1964 CHEVROLET CORVETTE C2

C2とアメ車ライフ

社会人になった時、当時の会社の社長が乗っていたC3コルベットが眩しく見えた。いつか自分もコルベットを手にしてみせる。それを支えに仕事に励みC2を手に入れた坂本さんのストーリーを紹介しよう。

502エンジンにコンバート、驚愕の走りを手にしたC2

釣りやハーレー、さらにはミニバイクなど多彩な趣味を楽しむ坂本さん。念願のマイホームを建てることになり、ガレージにどんなクルマが似合うだろう…と考えていたのが1年前のこと。昔アストロに乗ってことはあるが、アメ車だったらコルベット以外は興味がないし、自分の中ではC2以外はアリエナイ!と思っていた。

 

実は坂本さん、以前本誌で紹介したことのあるチャージャーオーナーの中野さんと長年の付き合いがあり、クルマの相談をしたところ「いいのあるゼ、 ちょっと見に行こうか!」と言われ連れて行かれた先が東海カーズ。そこで運命的な出会いとなったのが、このC2だ。ベースは1964年型で、エンジンは502(8226cc!)にコンバージョンし、4MTをドッキング。何よりも、よりコークボトルのようなグラマラスなスタイリングにアレンジしていたが決め手となった。

 

ちなみに坂本さんはTPOに合わせてクルマを使い分けており、このC2は純粋に走りを楽しむためのもの。そのためエアコン/パワステ/ECT/ブルートゥースオーディオの追加をリクエストし、半世紀以上前のクルマでも普通に乗れるように依頼。東海カーズの細井さんが納得するまで待つとは言ったものの、そこから1年掛かったのは想定外ではあったが、その仕上がりは想像以上だった。坂本さんは「確かに仕事は頑張ったけど、やはり周りの仲間のおかげで手に入れられましたね。一番大切なのは、人と人の繋がりですね」と締めくくってくれた。

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日本を走っているC2の中でも、比較的レアなコンバーチブル。大胆なオンオフのワイドフェンダーにアレンジされており、左右出しのサイドマフラーはどう猛なサウンドを奏でる。ちなみにハードトップも頼んでいるそうだが、それままだ納品されておらず、坂本さんも「夏までに来ればいいかな」とのこと。

 

敢えてホイールは最新のモデルではなく、年代物をそのままチョイス。エンケイ製のハリケーンレーシングHR385にBFグッドリッチのラジアルT/Aを組み合わせる。フロントは225/60R15で、リヤは295/50R15をチョイスする。

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基本的にオリジナルのスタイルをキープするが、普通に乗れるようにETCユニットを見えないように装着。またオリジナルのオーディオを残しつつ、ブルートゥース接続できるオーディオユニットも追加。落ち着いた濃紺のボディカラーとは対照的な、真っ赤なインテリアが坂本さんのお気に入りポイントでもある。

1964 シボレー コルベット C2、1964 CHEVROLET CORVETTE C2_N6I3671

エンジンは8ℓオーバーの502にコンバージョンしており、ミッションは4MTを組み合わせる。オリジナルでは前後ドラムブレーキだが、そのままでは余りにも危険なので、フロントのみディスクブレーキに変更。バランスを重視した仕様にアレンジしている。

CORVETTE OWNER: 坂本 司さん、瞳さん

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35歳という若さで、念願のC2を手に入れた坂本さん。クルマもバイクもトルクフルな仕様が好きで、バイクはボアアップするほど。ある意味、502エンジンを搭載したこのC2は、打って付けの1台だと言える。ちなみに瞳さんは乗せて欲しいそうだが、髪がボサボサになるので、ルーフが来るまで我慢しているそうである。

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ガレージに隣接した部屋が、坂本さんのプライベートルーム。立ち上がった場所に小窓を設け、愛車を眺めるのが最高だと断言する。今後はガレージの中に様々なアイテムを追加して行く予定とのこと。

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周りの影響&おかげもあってC2に乗れたと語る坂本さん。休日はガレージ前に集まり、仲間とのひと時を過ごす。余談だが坂本さんはメカニズムに全く興味がなく、周りのメンバーがクルマの面倒を見てくれるとか。そのため走りに行くとしても、絶対に1人では出かけないそうだ(笑)。

東海カーズでは「ドリフト」仕様のC3も製作していた!

前回ジムカーナ用と紹介してしまったが、実はドリフトの間違い。目指したのはサーキット走行会や周回レースをこなせるよう、耐久性や冷却性能を向上。さらにお遊びのドリフトも可能としている。特にリヤブレーキは油圧式も追加しており、簡単にリヤタイヤをスライドさせる事が可能。トランクの上には脱着式のタイヤキャリアを装着しており、サーキット用やスペアタイヤを自分で運べるので、帰りを気にせず心ゆくまで攻める事が可能だ。


SHOP DATA Tokai Cars【東海カーズ】

TEL:0533-86-8890
E-mail:info@car-s-mm.com


PHOTO: 浅井岳男
TEXT: 空野 稜
アメ車マガジン 2020年 8月号掲載

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