知名度が抜群に高いのがファースト・ジェネレーションのダッジ・チャレンジャー

クーペ

ビンテージ

チャレンジャー

BFグッドリッチ

アズールモータリング アメ車SHOWROOM

アズールモータリング

アメマガ2021年11月号

愛知県

AMERICAN VINTAGE

1973 DODGE CHALLENGER

AMERICAN VINTAGE -色気漂う「アメリカンビンテージ」-


1973 DODGE CHALLENGER

絶大な知名度を誇るファースト・ジェネレーション

アメリカンビンテージモデルの中でも人気・知名度が抜群に高いのがファースト・ジェネレーションのダッジ・チャレンジャーだろう。状態の良さに惚れ、AZRアメリカンショールームが仕入れた73年型。しばらくショップガレージに保管されていたが、ついに販売されることになった。

アメリカンショールームに極上ビンテージが続々入庫

日本のみならず、世界へも進出している愛知県のアズールモータリング(AZR)。そのアメ車専門店が、2020年にオープンしたアメリカンショールームだ。新型エスカレードやC8コルベットなどのハイエンドモデルから、マスタング・エコブーストなど、比較的手にしやすいモデルも並ぶ。

 

アメリカ進出を行なっていることから本国業者とも太いパイプで繋がり、新型モデルは最速で日本へ持ち込むことができる。そして、もうひとつのメリットが、カリフォルニアを中心とする広いネットワークで、極上のビンテージモデル情報が定期的に入ってくることだ。まだまだ高年式のカスタムのイメージが強いAZRアメリカンショールームだが、ビンテージファンは今後注目したい。

1973 DODGE CHALLENGER

今回の73年型ダッジ・チャレンジャーは、そうしたカリフォルニア仕入れではなく国内仕入れだが、スタッフが状態の良さに惚れて仕入れたもの。若干のローダウンがされ、社外ホイールが装着されているが、外装はストック状態。ビンテージのなかでも大きな知名度がある初代チャレンジャー(1970~1974)は、僅か5年の間にグリルデザインが年式によって違いがあるなど、年式の好みは正直分かれる。73年型は排気量も小さいため、維持費は幾分抑えられるのもアドバンテージだろう。

年式により仕様が変わり好みが分かれる排気量とグリル

73年型のエンジンはV8で5.2と5.6のみ

1973 DODGE CHALLENGER

シボレー・カマロ、フォード・マスタングという二大コンパクトカーの登場により、一気に盛り上がりを見せた1960年代後半。クライスラーには同カテゴリーにダッジ・ダートやプリマス・バラクーダが存在していたが、デザインに魅力が乏しく対抗できなかった。そこで開発されたのが、新プラットフォームEボディのダッジ・チャレンジャーだ。1970年にデビューし、爆発的なヒットとはいえなかったが、ダイナミックなスタイルと、マスタングやカマロには無かったビッグブロック383(R/T)を搭載したハイパフォーマンスが評価され、マニアックな存在として注目された。

 

だが、チャレンジャー登場は時期が悪かった。過酷な排気ガス規制であるマスキー法が成立し、オプションスペシャルエンジンの440マグナム、426ストリートヘミはもちろん、大きな支持を得たR/Tの383が72年には消滅することになる。73年ではラインナップはV8で5.2と5.6Lのみで、撮影車両は5.2Lを搭載する。グリルデザインは70、71、72以降で違いがあるのも特徴で、08年に登場した三代目となる現行型グリルは、前期(~2014)が70、後期(2015~)が71をモチーフにしている。

1973 DODGE CHALLENGER

今回の撮影車両を細かく見ていくと、ボディはオリジナルストックで、ホイールがハリケーンレーシングの15インチを履きローダウン。インテリアはアルパインのヘッドユニットや、ケンウッドスピーカーがセットされている以外はオリジナル。ブラックレザーシートも48年前とは思えないほどの状態の良さ。エンジンは撮影中は問題なく始動できたが、長く所有するなら、しっかりショップと確認するのがビンテージ購入の鉄則だ。

 

AZRアメリカンショールームが隠し持っていた73年型チャレンジャー。ビンテージの出会いは一期一会なので、悩む前にまずは生で見るべきだ。

1973 DODGE CHALLENGER 1973 DODGE CHALLENGER1973 DODGE CHALLENGER

1970年に登場したダッジ・チャレンジャー。マスタングやカマロに対抗して、名前も挑戦者(チャレンジャー)と名付けられた。新開発のプラットフォームEボディを使い、兄弟車としてプリマス・バラクーダがあるが、チャレンジャーのほうがホイールベースは長い。当初は2ドアコンバーチブルも設定されていたが72年に消滅。全長×全幅×全高:4920×1950×1300mm。撮影車両はローダウンが施されているが、ボディはオリジナルを残す。

_K2A3808 _K2A4069

初代チャレンジャーファンでは好みが分かれる、年式で違うグリル&テールデザイン。グリルは70年型、71年型、72~74年型で違いがあるが、ハイパフォーマンスR/Tの人気が高いこともあり、おのずとR/Tが設定されていた70/71の人気が高い傾向にある。撮影車両にはリアにキルスイッチが備わる。

_K2A3820

外装では唯一の社外品となる、15インチのハリケーンレーシングホイール。タイヤはBFグッドリッチ・ラジアルT/AのF235/60R15、R245/60R15。

_K2A3828

初代の1970年型のエンジンはスタンダードで3.7L 直6となり、オプションとして5.2L V8、5.6L V8、6.3L V8が設定され、ハイパフォーマンスのR/Tでは6.3L V8がスタンダードとなっていた。さらにオプションで440マグナム(7.2L)、426HEMIストリート(7.0L)も設定された。しかしマスキー法により排気量は縮小され、72年にはR/Tやオプションエンジンが消滅。73年型では3.7L 直6、5.2、5.6L V8が残り、撮影車両は5.2Lを搭載。74年では5.6Lが5.9Lに変更されている。

_K2A3960

アルパインのCDヘッドユニット、ケンウッドスピーカー、追加メーターが設置されている以外はオリジナル。T型シフターは3速AT。ブラックレザーシートやルーフは張り替えられてはいないが、垂れや大きな傷もなく、補修が必要な部分はない。


AZZURRE MOTORING アメリカンショールーム

所在地:愛知県豊明市沓掛町前田2-5
TEL:0562-95-1118
HP:http://azzurre-motoring.com

_K2A4102


PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 11月号掲載

最新記事


2026/07/10

【ワッツ】高級モーターホームだけでなく、スタンダードなアメ車も得意!

クーペ

ピックアップトラック

シボレー

ポンティアック

バスのように大きなモーターホームを扱う、熊本のWOT'S。近年はそんなイメージがすっかり定着しているが、ビンテージアメリカンも、まだまだ積極的に取り扱い中だ。

2026/07/07

【bond PROTECTION & WRAPPING】塗装に匹敵する美しさをbondなら実現可能

ラッピング&ペイント

塗装は元に戻せないけれど、ラッピングはいざとなれば剥がせる。でも紫外線からガードできても、飛び石などは守れない。その2つの願いを1つでかなえるのが、bondのフルカラーPPFだ。

2026/07/03

【2001 ダッジ デュランゴ SLT】「アメ車=ワルっぽさ」を体現する初代デュランゴの魅力と面白さ

SUV

ダッジ

1998~2003年に生産された初代ダッジ・デュランゴ。他には無い独特なフェイスとクラス初の3列シートが、個性を求めるユーザーに支持された。千葉県のガレージジョーカーは、こうした往年のモデルをコツコツ仕入れ、今なお楽しめるモデルとして整備&カスタムに励んでいる。

2026/06/30

【クアートFAB】フルサイズのアメ車だけでなく、最先端のテスラも取り扱い開始

バン

シボレー

カスタム専門店のイメージが定着している岐阜のクアートだが、シンプルなアメ車の販売も実施中。また2025年末からは、新たなカテゴリーとしてテスラもラインナップに加わった!

ランキング


2021/02/17

F150をベースにモディファイされた、マッスルトラック「ライトニング」

ピックアップトラック

フォード

1999 Ford SVT Lightning

2018/03/12

アクセルを踏まなくても加速?アイドリングが不調です。【デュランゴの挑戦 Vol.72】

メンテナンス

コラム

【デュランゴの挑戦】世界で一台のマッスルSUVへの道 Vol.72

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2020/12/22

【JLラングラー】革新と伝統の融合!軽量化と補強で進化し続ける本格派機能を堪能せよ

SUV

ジープ

新車インプレッション

新世代のターボユニットを採用しつつ、熟成のパワーユニットも残して、8速AT化したトランスミッションを組み合わせる新型の JL ラングラー。
もちろん本格派としてのハードウェアたる部分は進化させつつ、今回、パートタイムモードを持つフルタイム4WDシステムを新採用している。走りに影響を与えるのか解説していこう。

Text & Photos|アメ車MAGAZINE編集部