インターミディエイトとなった最初期のコロネット440

オープン

ポンティアック

アメマガ2023年11月号

コロネット

BUBU横浜

神奈川県

アメリカンレーシング

アメリカから上質な車両のみを選別して日本へとインポートしているBUBU。それは最新モデルだけでなく、ビンテージモデルも然り。紹介する1965年型ダッジ・コロネット440コンバーチブルもまた同社が吟味して輸入した極上モデルである。

THE VINTAGE


ビンテージモデルも極上な車両のみを厳選

'65 DODGE CORONET 440 CONVERTIBLE × BUBU YOKOHAMA

日本国内で取り扱われているアメ車の正規輸入モデルは極一部でしかない。だが、アメリカには魅力的な車種・グレードが豊富にラインナップされていることは周知のとおり。となればそれらが欲しいと思うのは自然の理。

 

そんなアメ車ファンたちの要望に応えるべく、正規輸入モデル以外のアメ車を直接輸入し、国内登録できるように改善まで施しているのが「BUBUカリフォルニアダイレクト」。どちらかというと現行車種がメインの様に思われるかもしれないが、60~80年代のモデルを中心に取り扱う「BUBU VINTAGE」部門があり、現地法人をベースに厳選した良質な車両のみを取り揃えて日本へとインポート。

 

BUBU横浜店はグループの中でもとくにビンテージモデルを積極的に在庫しており、シボレー・コルベットやフォード・マスタングといったメジャーモデルを筆頭に、ほかでは中々目にすることのない希少なモデルまで多数取り扱っているのだが、そんな中から今回は、1965年型のダッジ・コロネット440コンバーチブルにスポットを当てることにした。

コロネットの初代モデルは1949年に登場し、1959年までフルサイズモデルとして生産されていたが消滅。だが1965年からは新たにインターミディエイトのBボディとして再度登場し、1976年(1977年モデル)まで生産されたモデルである。紹介するのはBボディとなった最初期の1965年型である。

 

一目見て驚くのは現車の状態で、半世紀前のモデルとは思えないほど美しいだけでなく、良好なコンディションをキープしているところは〝さすが〟としか言わざる終えない。これほどの美モデルに出会える確立はそう高くないので、気になる方が早めに問い合わせるのが得策と言える。

両端まで縦格子を配し、丸みを帯びたデザインが特徴的なフロントフェイス。翌年にはフェイスリフトされて、スクエアなデザインへと変更されるため、これが65年型の唯一のポイントとなる。ボトムスには17インチのアメリカンレーシング・HOPSTER( タイヤサイズは215/45ZR17、235/45ZR17) を合わせている。

モデル名の440から推測するに、440cuin(7.2ℓ)ユニットが搭載されているのだろうと思ってしまうが、440はあくまでモデル名で排気量を表したものではない。実際に搭載されているのは318cuin(5.2ℓ)である。

フロントグリル同様に縦格子をベースとしたインスツルメントパネル。横長のメーターパネルはこの年代ならではの造りで、シンプルであることが好印象。ステアリングも径が細く、さらに二重の造りがクラシカルな雰囲気を醸し出す。シートもまさにソファといった趣き。


THANKS:BUBU横浜
TEL:045-923-0077
HP:https://www.bubu.co.jp/shop/yokohama/


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2023年11月号掲載


関連記事

RELATED


個性的すぎるフロントマスクは多くの人が間違いなく振り返る【ポンティアック グランビル】

ポンティアックの絶頂期であった1970年初頭、上質さとパワフルさを備えてデビューしたグランビル。後に到来するオイルショックに翻弄されてしまうが、フルサイズ&大排気量の輝きは、今も決して色褪せない。

マッスルカーのルーツGTOのベースモデルとなった「ルマン」

1970 PONTIAC LeMANS Sport Convertible

超絶ミントコンディション!!「デイ1」状態を再現した極上なC2コンバーチブル!

1965y CHEVROLET CORVETTE
BUBU 横浜

63年型フォードギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。

レースのフィールドで活躍した63年型ギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。中でもステーションワゴンは、ハイエンドでありながらSUVとしての魅力を備えて西海岸ではサーフ&ロッドのアイコンとしてお馴染み!

BOSS302カムを搭載したフォードトリノGT / マリーナブルーのシボレーインパラコンバーチブル【BUBU横浜】

日本のビンテージアメリカンと言うと、どうしてもマッスルカーやスーパースポーツのイメージが強い傾向がある。だが、おおらかで大陸的な走りを体感できる大衆車こそ、アメリカの空気を感じるには最適。

 

最新記事


2024/07/26

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

クーペ

フォード

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2024/07/24

アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ

クーペ

フォード

名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。

2024/07/23

仮契約までしたけどLBスタイルに惚れて変更【ダッジチャレンジャー】

クーペ

ダッジ

過去2回、LBワークスで武装したチャレンジャーに乗ってアメマガ主催イベントamZに参加したみっちさん。軽自動車が長年の愛車だった彼女が、初めてのアメ車としてチャレンジャーを手にするストーリーとは。

ランキング


2024/07/26

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

クーペ

フォード

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger