インターミディエイトとなった最初期のコロネット440
アメリカから上質な車両のみを選別して日本へとインポートしているBUBU。それは最新モデルだけでなく、ビンテージモデルも然り。紹介する1965年型ダッジ・コロネット440コンバーチブルもまた同社が吟味して輸入した極上モデルである。
THE VINTAGE
ビンテージモデルも極上な車両のみを厳選
'65 DODGE CORONET 440 CONVERTIBLE × BUBU YOKOHAMA
日本国内で取り扱われているアメ車の正規輸入モデルは極一部でしかない。だが、アメリカには魅力的な車種・グレードが豊富にラインナップされていることは周知のとおり。となればそれらが欲しいと思うのは自然の理。
そんなアメ車ファンたちの要望に応えるべく、正規輸入モデル以外のアメ車を直接輸入し、国内登録できるように改善まで施しているのが「BUBUカリフォルニアダイレクト」。どちらかというと現行車種がメインの様に思われるかもしれないが、60~80年代のモデルを中心に取り扱う「BUBU VINTAGE」部門があり、現地法人をベースに厳選した良質な車両のみを取り揃えて日本へとインポート。
BUBU横浜店はグループの中でもとくにビンテージモデルを積極的に在庫しており、シボレー・コルベットやフォード・マスタングといったメジャーモデルを筆頭に、ほかでは中々目にすることのない希少なモデルまで多数取り扱っているのだが、そんな中から今回は、1965年型のダッジ・コロネット440コンバーチブルにスポットを当てることにした。
コロネットの初代モデルは1949年に登場し、1959年までフルサイズモデルとして生産されていたが消滅。だが1965年からは新たにインターミディエイトのBボディとして再度登場し、1976年(1977年モデル)まで生産されたモデルである。紹介するのはBボディとなった最初期の1965年型である。
一目見て驚くのは現車の状態で、半世紀前のモデルとは思えないほど美しいだけでなく、良好なコンディションをキープしているところは〝さすが〟としか言わざる終えない。これほどの美モデルに出会える確立はそう高くないので、気になる方が早めに問い合わせるのが得策と言える。
両端まで縦格子を配し、丸みを帯びたデザインが特徴的なフロントフェイス。翌年にはフェイスリフトされて、スクエアなデザインへと変更されるため、これが65年型の唯一のポイントとなる。ボトムスには17インチのアメリカンレーシング・HOPSTER( タイヤサイズは215/45ZR17、235/45ZR17) を合わせている。
モデル名の440から推測するに、440cuin(7.2ℓ)ユニットが搭載されているのだろうと思ってしまうが、440はあくまでモデル名で排気量を表したものではない。実際に搭載されているのは318cuin(5.2ℓ)である。
フロントグリル同様に縦格子をベースとしたインスツルメントパネル。横長のメーターパネルはこの年代ならではの造りで、シンプルであることが好印象。ステアリングも径が細く、さらに二重の造りがクラシカルな雰囲気を醸し出す。シートもまさにソファといった趣き。
THANKS:BUBU横浜
TEL:045-923-0077
HP:https://www.bubu.co.jp/shop/yokohama/
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2023年11月号掲載
最新記事
2024/12/02
激レア!フルウィンドーのダッジスポーツマンの愛らしさ
いつかはウェストサイドなローライダー!そんなイメージを抱きがちなDJではあるが、本国では意外とそうでもなかったりする。現地で見たリアリティ溢れるカーカルチャーを、日本でサラッとこなすナイスガイを直撃!
2024/11/29
【ファニーガレージ】クルマ全般に精通しており、頼れるアニキのような存在!
自動車メーカーやアメ車専門店など、様々な経歴を持つファニーガレージ代表の森 博章さん。アメ車専門ではないが、常にユーザーに寄り添ってくれる、真のモータースと呼ぶのが相応しいお店だ。
2024/11/28
【GMCラリーSTX】真鍮&ウォールナットとGMCラリーのコントラストが映える
モノ選びは直感。既製品で存在しない物は作ってでも納得のいくモノを愛用したい。そんなこだわりの強いオーナーに好まれるビンテージバン。飾り過ぎはナンセンス。ありのままを受け入れる余裕が魅せる“濃い目のバンライフ”。
2024/11/27
V8+MTで走りを本気で楽しむ【2018 フォード マスタングGT】
「エコブーストを買ったけどV8が欲しくなった」。そんなエコブーストはよく聞く話で、そうしたオーナーの行き着く先はV8・MTモデル。CAR3219上尾タワーでは、マスタングはV8に拘り、更にMTモデルを積極的に導入し、走りを本気で楽しむオーナーを受け入れている。