デビューしたのは、なんと1926年。MOPAR 最高級のプレミアムカーがインペリアルだ。

クーペ

ビンテージ

クライスラー

スカイオート

1960-1970

インペリアル

アメリカンビンテージvol.04

フルサイズボディに搭載された、超ゴージャスな快適装備


気軽に、楽しく、毎日乗れるアメリカンビンテージカー

AMERICAN DAILY VINTAGE CAR

'69年はちょうどインペリアルがフルモデルチェンジを遂げた年。マスクの全幅を覆うグリルはこの年式で初めて採用。
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。


1960-1970年代

レース活動が活発になり、ハイパフォーマンスカーが次々に登場。大排気量エンジンなどメカニズムにおいても大きな進化を遂げ、後年の「マッスルカーブーム」を作るきっかけとなった時代でもある。

1969y クライスラー・インペリアル

MOPAR最高級のプレミアム・ビンテージ

1969年 クライスラー・インペリアル

キャデラック、リンカーンと肩を並べる、MOPAR 最高級のプレミアムカーがインペリアルだ。デビューしたのは、なんと1926年。'93年に車名はなくなったが、'50~'60年代は、豊かな、そして強いアメリカを象徴する存在だった。このインペリアルはその一番いい時代だった頃のモデルである。
 

現代にも十分に通用するプレミアム装備が充実

1969y CHRYSLER IMPERIAL

アメ車ディーラーとして40年以上の実績をもつ「スカイオート」。ハマーH1の取り扱いを得意とするが、レアなビンテージカーもユーザーからの買い取りで、時に入庫するのだという。この'69年式インペリアルも、そんな1台。全長は6mに迫る巨体だが、流麗な2ドア・ハードトップボディ。

ファントムグリルでカバーされたマスクや、ゴールド×ブラックのボディは、いかにも豊かな時代のアメリカン・ビンテージカーの象徴のようにも思える。パワーステアリング、パワーウィンドウ、エアコンも装備しているから、普段乗りも快適にこなしてくれる。


'69年からのインペリアルは、従来より丸みを帯びたフォルムが特徴。後輪を覆うフェンダーカバーが採用されているのも、'69モデルならでは。


'69年はちょうどインペリアルがフルモデルチェンジを遂げた年。マスクの全幅を覆うグリルはこの年式で初めて採用。

ホイールはIMPERIALロゴが入る15インチ。プレミアム感のあるデザイン。
ホイールはIMPERIALロゴが入る15インチ。プレミアム感のあるデザイン。
 
シートは人工皮革のベンチ 式。パワー調整機能も標準装 Topic! 備されている。
シートは人工皮革のベンチ式。パワー調整機能も標準装備されている。
 
エンジンは当時のクライスラーでも 最大級の440(7.2ℓ)。コラム式の3速ATとコンビ。
エンジンは当時のクライスラーでも最大級の440(7.2ℓ)。コラム式の3速ATとコンビ。足まわりはフロントに独立式を採用する。


フルサイズボディに搭載された超ゴージャスな快適装備

1926年、クライスラーの最高級モデルとして登場したインペリアル。'55~'75年、また'81~'83年にかけて、インペリアルはクライスラーから独立したブランドとなっていたので、今回の'69年式には、どこにもCHRYSLERの文字は見えない。


だが、フルサイズのハードトップボディにはMOPERの最大級の440エンジンを搭載。エクステリアにはファントムグリルや、“サメのエラ”と呼ばれた前部コーナリングランプなど、この年式の特徴が見える。

一方、インテリアも超ゴージャスで、フェイクレザー張りのシートはパワー調整機能付き。ウッドを多用したインパネ&トリム、パワステ、パワーウィンドウなど高級装備が充実している。


■取材協力:スカイオート
所在地:埼玉県越谷市南荻島708-1
TEL:0489-76-1235
http://www.skyauto.co.jp

■Text & Photos|アメリカンビンテージカーマガジン
アメリカンビンテージカーマガジン VOL.4


最新記事


2025/10/14

【TDI-Tuning】サブコンを装着することでパフォーマンスと燃費が向上!

チューニング

ショップ

アメ車は燃費を気にしていては乗れないクルマだとしても、良くなる方法があるのであれば試してみて損はない。さらにパフォーマンスアップするとなればなおさらだ。TDIチューニングがもたらす恩恵は百利あって一害なし。

2025/10/09

【2012 シボレーサバーバンLT】走りを楽しむなら 6ATモデルを狙え!

SUV

シボレー

ハマー・H2を主軸に高品質なアメ車を長年販売する埼玉県のSIC。今回、在庫車で注目したのが12年型のシボレー・サバーバン。07年から登場した第10世代のモデルだが、10年型以降はミッションが6ATになるなど走行性能がブラッシュアップされているため、より走りを楽しむことができるモデルとして狙い目だ。

2025/10/07

【1or8カスタムライドミーティング】初回より本誌で追い続けてきた

イベントレポート

1or 8 Presents AMERICAN CUSTOM RIDES MEETING
11th May 2025
高鷲スノーパーク駐車場

2025/10/02

【ClassicForged】鍛造削り出しなので、スタイリングだけでなく強度と軽さも追求

ホイール

ホイールを履き替えるだけで、クルマの印象はガラリと変わる。比較的新しいモデルならどんなホイールも似合うが、ビンテージカーオーナーにとって、切実な問題でもある。

ランキング


2016/12/08

【1965y ポンティアック カタリナ】ただでさえ渋いポンティアック中でもカタリナは最上級の渋さ!

セダン

ビンテージ

ポンティアック

1965y PONTIAC CATALINA
マルセロ

2025/10/09

【2012 シボレーサバーバンLT】走りを楽しむなら 6ATモデルを狙え!

SUV

シボレー

ハマー・H2を主軸に高品質なアメ車を長年販売する埼玉県のSIC。今回、在庫車で注目したのが12年型のシボレー・サバーバン。07年から登場した第10世代のモデルだが、10年型以降はミッションが6ATになるなど走行性能がブラッシュアップされているため、より走りを楽しむことができるモデルとして狙い目だ。

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2018/12/31

アメマガ×としまえんコラボイベント アメマガミーティングプチ in としまえん ユーザーエントリーカー②

アメマガミーティング

会場に並んだ52台のアメ車たちを一気見せ!②