クーペ

アメ車大好き家族が協力して仕上げた力作のマスタング【RUSTY MUSTANG】

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EXTREME AMERICAN
エイジングペイントで
時の経過だけが作り出せる雰囲気を再現
RUSTY MUSTANG

幼き頃からアメ車と生活を共にしてきたことで、自然とアメ車に思いを馳せる様になったオーナー。就職して一番最初にかなえたのはアメ車の購入。喜びに浸る彼だったが、思わぬ事実が発覚してカスタムを決意させる。

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購入して3年経つが乗っている時間よりも
カスタムしている時間の方が長い(笑)

長年に渡って放置され続けたことで、ボディは錆び錆びで所々に穴が開いてしまい、今にも朽ち果ててしまいそうなアメ車がスクラップ工場に置いてある。そんな光景を実際に目にした人もいるだろうし、あるいは映画などで見たという人もいるだろう。あの何とも言えない、時の経過だけが作り出せる雰囲気がカッコ良かったりするわけで、穴が開いているのは困るが、錆びを生かしてヤレ感を演出する「ラットスタイル」が古き良きアメ車をベースに取り入れられているのを目にする。だが、同じことを比較的最近のモデルでやろうと思ったら、ペイントを剥離したうえにさらにヤスリをかけ、錆びの進行を早めるために海岸沿いに数年間放置しておかなければならないだろう。しかしそれは現実的ではないため、味わい深い雰囲気を再現する手法の一つとしてエイジングペイントがある。倉持さんのマスタングもその手法を用いて仕上げられているのだが、まずはここまでに至る経緯から話を始めていこう。父がアメ車を所有していたことで生まれた時からアメ車のある環境で育った彼にとって、アメ車があることはごくごく普通のこと。共に生活を送っていれば必然的にアメ車に興味を示すわけで「将来、最初に買うのはアメ車!!」と幼少期に決めていたそうだ。

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RUSTY MUSTANG
Finish in military style by performing the aging paint

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それから十数年が経ち、就職して直ぐ実行したことはクルマの購入。お目当てはもちろんアメ車。幼き頃に抱いた思いをようやく実現する時が来たわけだ。狙いを定めていたのは、カマロ、チャレンジャー、マスタングのモダンマッスルトリオ。早速ショップを訪れて3台とも試乗してみたところ、その中で一番しっくりきたというマスタングを愛車として迎え入れた。しかし、念願だったアメ車を手に入れた喜びでいっぱいだった倉持さんに水を差す事実が発覚。それは近所に同じマスタングに乗っている人がいたこと。日本車であれば同じクルマを目にすることなんて日常茶飯事だけに、気にしたらキリがない。だけどアメ車乗りは違う。それが気になって仕方がないのだ。もちろん彼も同様で「誰かと同じでは物足りない、誰ともカブらない楽しいバカなことをやろう」と、そこでカスタムを決意するのであった。すでに方向性は頭に描いてあり、それがエイジングペイントだったのだ。これを実行するためにどうするかと考えた結果、自分でやってみようと。もちろん最初は一人で作業をスタート。これを見ていた父もアメ車乗りだけに黙っていられず作業を手伝い出したところ、それに続いて兄弟たちも手伝いだし、4人での共同作業となった。よりリアルさを求めるため、父と弟は錆びを研究するという熱の入れよう。購入してから3年が経過しているが、その内の半分以上はカスタムに時間を費やしていたとか。しかし、家族の手伝いのおかげで理想的なスタイルへと変貌を遂げることができ、本人的にも大満足の仕上がり。本誌主催のイベント「アメマガミーティング・プチ」にもエントリー。その際にミリタリー系アパレルブランドのアルファ・インダストリーズの目に留まったことがキッカケで、同ブランドのロゴも施されている。

バカなことをして、誰ともカブらないスタイルに仕上げたいという思いをかなえるために自身でエイジングペイントを始めたはいいが、作業は仕事の合間を縫ってしかできないためここまで仕上げるのにかなりの時間を要してしまった。だが、それだけの時間を費やした甲斐あって、オンリーワンなスタイルを手に入れている。

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ムードを高めるための演出は細部にまでしっかりと施されており、ワイパーアームとインナーカウルにも同色ペイントが施され、ホイールは純正品をマットブラックにペイント。さらにアンテナも錆びた風にしただけでなく、等間隔で針金を巻きつけるというアイデアで雰囲気を後押ししている。

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カスタムを始めた当初は何も纏っていない素のボディにエイジングペイントを施していたが、その約一年後に知り合いのショップからエレノアキットを譲ってもらい再エイジング。エレノアキットを装着したことで重量感のあるフォルムへと変貌。

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ルーフからリアエンドに至るまでしっかりとエイジングペイントを施して、インパクトあるスタイルに生まれ変わったマスタング。しかし、弟さんは錆びを演出するためのスポンジング作業のし過ぎで腱鞘炎になりそうだったとか(笑)。

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■OWNER:Hiromasa Kuramochi

■Text & Photos|アメ車MAGAZINE

2018年 アメ車マガジン 3月号掲載


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