AMERICAN DAILY VINTAGE CAR
気軽に、楽しく、毎日乗れるアメリカンビンテージカー
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
ビンテージを体験できる絶好の1台
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
幅広くアメ車を取り扱う愛知県岡崎市のシークに、ユニークな1台がある。1986年式で雰囲気バツグンのこのC-10は、中古車である一方レンタカー登録もしてある。購入前にどんな感じか体験してみたい。1日だけでも使ってみたい。そんなニーズにも対応できる。
アメリカ車の魅力を体験して、良さをもっと知ってほしい。取材車は中古車として販売もしているが、レンタカー登録もしてあって、気軽に借りて体験できる。なお、その費用は10時~18時の8時間で9800円、それ以上の時間など希望がある場合は応相談という、とても試しやすい設定になっている点が嬉しい。 こうした素性であるため、ボディのリファインはあえて行わず、ありのままの状態で残している。
ピカピカに直した後ではこの価格で貸し出せないし、借りる方も緊張してしまうだろう。エンジンやミッションといった機関系のコンディションは入念にチェックしてあるから安心してほしい。 ビンテージカーに不安を持っているなら、そのスタートとしてもうってつけのショップと1台であると言える。
ショートモデルながら十分な大きさの荷台を持つC-10。アウトドアなどのレジャー用品を積んで出かけられる。
エアコンも搭載しており、暑い夏でも快適に使用できる。古き良き佇まいながら使い勝手にも優れる。
クルマの外装はヤレている部分が残っているが、内装は張り替え済みで、キレイめにリファインされている。クラシカルな雰囲気で、ドライブデートも盛り上がりそう。
5700ccエンジンの所有・維持には税金面への考慮が必要なものの、レンタカーなら関係ない。レンタカーで借りてみれば、アメ車らしい大排気量の走りを体験できる。機関系のコンディションは整えてある。
シートはベンチシート1列のみのため、乗車は多くても3名まで。座席の後方にはスライドガラスがある伝統的な設計だ。
十分なコンディションを維持しつつ、しかし素のC-10が持つ特徴を残している。ピックアップトラックであるため乗り心地はそれなりだが、フワフワとした印象は味わい深い。
1973年型でシボレー・ピックアップはフルモデルチェンジを実施し第三世代となった。新型はそれまでのモデルに対してボディがやや大きくなった印象を受けるなど、角張ったものになっていた。メカニズムはリアサスペンションが特徴的だったトレーリングアームコイルからシンプルなリーフリジッドになったことであり、トラックとしての機能性を重視したものとなっていた。
エンジンは直列6気筒からV型6気筒、そしてV型8気筒まで幅広くラインナップされていたが、ここでの主力というべきだったのは305と350のスモールブロックである。また重荷重モデルには454のビッグブロックや379のデトロイトディーゼル製ディーゼルエンジンも用意されていた。
初期型のフロントマスクは丸型2灯ヘッドライトだったのに対して、最終型に近かった写真の1986年型は角型ヘッドライトへとマイナーチェンジを受けていた。C10の中でも非常に長期間に渡って製造されたこともあり人気の高い一台である。
当時採用されていたシボレーらしい角ばったフェイスは、今だからこそ絵になる。海へ出かけるレジャーなどに借りて連れ出したら、インスタ映え間違いなし。
■取材協力:シークカーセールス
所在地:愛知県岡崎市稲熊町後田4-3
TEL:0120-026-444 http://carshop.aichi.jp/
■Text & Photos|アメリカンビンテージカーマガジン
アメリカンビンテージカーマガジン VOL.4
最新記事
2023/12/04
色のコダワリは無いが、何故か黄色のチャレンジャーを3台乗り継ぐ
走れるチャレンジャーカスタムを提案するCARBOX。ヘルキャットオーナーの竹林さんは、実はこの車両が3台目のチャレンジャーだったりする。
2023/12/01
道なき道の先の目的地へ、クルマ選びは走破性最優先!ラングラーアンリミテッドサハラ
「Jeepとアウトドアは相性が良い」。そんな生温い話ではなく、一歩間違えれば死を覚悟して挑む過酷なクライミングに挑戦し続ける週末冒険家の藤本さん。そんな彼が愛用するラングラーが生々しくてカッコいい!
2023/11/30
半世紀を超えてもなお、ファンを魅了し続けるベビカマ
2ℓ搭載がスタンダードになった現代版のシボレー・カマロ。決して現行モデルが物足りない訳じゃない。扱いやすさに快適性、燃費にパフォーマンスと、何を比較しても半世紀前のモデルの比じゃない。それでも魅力的に映えるカマロのファーストモデル。通称「ベビカマ」。その魅力に迫る。