63年型フォードギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。

ステーションワゴン

ビンテージ

フォード

アメマガ2024年2月号

BUBU横浜

神奈川県

AMERICAN VINTAGE

ギャラクシー

ホットロッド

レースのフィールドで活躍した63年型ギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。中でもステーションワゴンは、ハイエンドでありながらSUVとしての魅力を備えて西海岸ではサーフ&ロッドのアイコンとしてお馴染み!

AMERICAN VINTAGE CAR HEAVEN -米国的旧車天国-


サーフ&ロッドを象徴する、ホットでカジュアルなクラシックロングルーフ

1963 Ford Galaxie Country Sedan

ギャラクシーは1959年から1974年までラインナップしたフォードの主力フルサイズカー。ライバルのシボレー・インパラはキャッチーなデザインでメジャーな存在となっているが、ギャラクシーは保守的ながら均整のとれたすっきりとしたフォードらしいデザインで魅力的。中でも63年型は、ナスカーをはじめNHRAのドラッグレースにおいても大活躍した戦闘力の高いモデルとしてホットロッドのフィールドでは不動の人気を誇る。

そんなタフなキャラクターを兼ね備えながらも、ステーションワゴンとしても最も象徴的な存在となっている。ホットロッドのフィールドにおいてはスターターを持たないドラッグスターのエンジン始動や、最高速仕様でハイギアのランドスピードレーサーのプッシュカーを兼ねるサービスカーに採用するケースが多い。現在でもそれぞれのレース場でサービスカーとして活躍するクールな63年型のギャラクシーワゴンを目にすることができる。

 

また、とくに西海岸ではサーフィンの人気とも連動して、ステーションワゴンの中でもウッディーはとりわけ人気が高い。50年代まではリアルウッドが使用されていたこともあり、維持するうえでも適した西海岸では、サーフィンやホットロッドのそれぞれのシーンの盛り上がりと共にニーズが高まったことで、サーフ&ロッドはカウンターカルチャーの一つとしても完全に確立している。

 

音楽のシーンでもビーチボーイズやディック・デイルによってサーフ&ロッドは一つのジャンルに発展し、ハリウッドムービーのテーマにもなるなど、西海岸を象徴するカルチャーとして定着した。

そうした影響によって、往年のステーションワゴン自体がアメリカ西海岸を連想させるアイコンにもなっている。開けた状態のリアガラスからロングボードをはみ出した状態で詰んだり、ロングルーフを活かしてキャリアに複数枚のサーフボードを積んだ姿は、なんとも絵になる。この車両はそんなサーフ&ロッドを連想させる1台で、実際にこの状態で西海岸から直輸入した。

 

全体的にオリジナルの状態を保持しつつも、カスタムメイドのウッドパネルや、ホットロッダー御用達の5スポークのビンテージマグを装着したカジュアルにしてホットなスタイルが西海岸的でクール!

 

クリーンながらも適度な使用感はステーションワゴンというキャラクターにマッチしてプラスに作用している。ブルー系のボディカラーとウッドパネルのマホガニーとのコントラストがギャラクシーのイメージにマッチ。ホットロッドにおけるマニアックな要素とウッディーワゴンとしてのカジュアルな要素がバランスする魅力的なクルーザー。

初代より4灯式ヘッドライトによるシンプルなデザインは共通ながら、湾曲するグリルなど彫りの深い固有のデザインで63 年型が最も人気が高い。黄色いレンズの採用に往年のスーパーストックを連想。オプションのオーバーライダーがグリル&バンパーのクロームに映える。

大きな丸型のテールレンズは59年の初代から引き継がれるアイコニックなパーツ。中でも63年型は先端部分が筒状になっているため、テール周辺がメリハリのある特有のデザインなのが魅力大。リアガラスは電動式でゲート内に格納され、ゲートが前傾するスタイル。

63年型のフルサイズ車ではポピュラーな390エンジン(6.4ℓ)。トランスミッションはコラムシフトによる3速AT“クルーズ・オー・マティック”。定番の5スポークホイールは、スポーク幅がワイドかつエッジが効いた往年のETマグ。BFGのホワイトレタータイヤがマッチしている。

ルーフには往年のステーションワゴンならではのルーフレールを装備。細かいピッチで9本入るカスタムメイド。2本のラックは社外品。サーフボードを積んだルックスが最高にクール!

二つの丸型ゲージによるクラスターはテールに通じるギャラクシーらしいデザイン。ホーンリングのある大型の樹脂製ステアリングやダッシュ、ドアパネルなどもストックをキープしている。アクセルペダルが往年の人気パーツの足形タイプ変更されているのもこの車両の雰囲気にマッチしている。

フロント&リアともにシートはベンチタイプ。さらにラゲッジにも格納式のシートを装備。外装にマッチしたブルーで統一されたインテリアも基本的にストックをキープ。ベンチシートは白をあしらって張り替えがされている。ヘッドレストのない開放感のある居住性が魅力。


THANKS:BUBU 横浜
TEL:045-923-0077
HP:https://www.bubu.co.jp/shop/yokohama/


PHOTO:編集部
TEXT:石橋秀樹
アメ車マガジン 2024年2月号掲載


関連記事

RELATED


【フォード マスタング】シンプルなボディラインがハードトップの最大の魅力!

アメリカから正規輸入されていない魅力的なクルマを自社輸入するBUBU。最新モデルだけでなくビンテージも得意とするが、新たにクーペのマスタングが横浜ショールームにやって来た!

直線基調のロングホイールベースで魅せる【カプリスワゴン】

故きを温ね新しきを知る。いわゆる“温故知新”ということわざがあるが、若者たちのアメ車事情は新しきを知ってから古きを知るという逆転現象も珍しくない。2000年以降に生まれた若者たちを魅了してやまない80's Classicに迫る!

V8 351搭載のホットなランチェロGT【BUBU横浜】

魅力的なビンテージアメリカンを数多く取り扱う「BUBU横浜」。カリフォルニアの自社スタッフによって厳選されたビンテージモデルたちは、クオリティ重視のため、とにかく状態が良い。今回は中でもカルトな人気を誇る1971年型フォード・ランチェロを紹介しよう!

【1964y フォードサンダーバード】フィフティーズスタイルのクラシカルさに回帰

【ダッジチャージャー】ダッジブランドを牽引したイメージリーダー

過去のアメリカ車のほとんどは、市場投入にあたってはコアな理由を持っている。そのなかでも空力とスタイリング、そして兄弟車を持たないという意味では、ダッジ・チャージャーほどマニアックかつ独自の道を歩んだ存在はほかに例がなかった。

 

最新記事


2026/05/08

ジープ初となる四輪駆動ハイブリッドモデル「アベンジャー 4xe Hybrid」爆誕

ハイブリッド

SUV

ジープ

新車インプレッション

2024年9月にジープとしては初となるBEV(電気自動車)モデル「Avenger(アベンジャー)」が導入されたが、それから1年半後となる2026年3月5日に、今度はジープ初の四輪駆動ハイブリッドモデル「Avenger 4xe Hybrid」の発売を開始した。

2026/05/05

【ダイレクトイグニッション】アメリカン雑貨屋ではなく「こだわりのカーショップ」

ショップ

ビンテージは生半端な思いで買うべきではない。理想と現実をしっかり伝え、ユーザーが本当に欲しいクルマを徹底的に探し出すダイレクトイグニッション。店舗内に飾られる無数の雑貨コレクションやビンテージカーは博物館レベルで、それらを眺めながら夢のアメ車購入を目指そう!

2026/05/01

【トミーモータース】最高の状態を常に保ち、最高の状態でユーザーに販売

ショップ

国産&輸入車のSUVを中心に販売を行なうトミーモータース。様々な車種を扱う上で新設したのが、アメ車ビンテージ等を扱うトミーベースだ。ショールームに並ぶ光景はまさに博物館。最高の状態を維持する努力により、最高のコンディションで車両の購入が可能だ。

2026/04/28

【1998 シボレー コルベット コンバーチブル】リトラクタブルの美学を貫いた最後のコルベット

クーペ

シボレー

「個性的なデザイン、高い整備性、手頃な価格」として、90年代のアメ車をプッシュするガレージジョーカー。紹介するコルベットC5も「推し」の一台だ。流麗なボディシルエット、リトラクタブルヘッドライトという伝統を守り続けながら進化したC5は、名作モデルとして語り継がれている。

ランキング


2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2026/05/05

【ダイレクトイグニッション】アメリカン雑貨屋ではなく「こだわりのカーショップ」

ショップ

ビンテージは生半端な思いで買うべきではない。理想と現実をしっかり伝え、ユーザーが本当に欲しいクルマを徹底的に探し出すダイレクトイグニッション。店舗内に飾られる無数の雑貨コレクションやビンテージカーは博物館レベルで、それらを眺めながら夢のアメ車購入を目指そう!

2023/03/28

越谷市のアメリカン雑貨店「KANCHI HOUSE」は、ビンテージアイテムに特化している

ショップ

アメ車に乗っていたら、やっぱりアメリカンカルチャーは否応なしに気になるもの。以前から全国各地のアメリカン雑貨専門店を紹介してきたが、今回はその中でもビンテージアイテムに特化した「KANCHI HOUSE」を紹介しよう。

2016/04/05

【1961 シボレー コルベットC1】アメリカン・スポーツカーの歴史は、このクルマから始まった!

クーペ

ビンテージ

シボレー

1961y Chevrolet CORVETTE C1
フルスロットル