【コルベットヒストリー⑧】名実ともにスーパースポーツへと昇華したC8コルベット

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アメマガ2025年6月号

コルベット

C8コルベット

The CORVETTE HISTORY

CORVETTE CHRONICLE

The CORVETTE HISTORY⑧
2020~ C8 CORVETTE

CORVETTE CHRONICLE


The CORVETTE HISTORY
2020~ C8 CORVETTE

FRレイアウトのスポーツカーとして66年に渡り進化を続けてきたが、8世代目にして遂にFRを捨てて「ミッドシップ」へとシフト。シャシーはアルミコンストラクションテクノロジーを駆使したスペースフレーム構造によるリアミッドシップレイアウト。マグネシウムやカーボンを採用し、軽量化を図りながらも、C7コルベットよりも2割ほど剛性が高い。サスペンションでは、伝統だった横置きリーフを廃止して、4輪ともにコイルスプリングによるダブルウィッシュボーンを採用。全長は135mm延長、全幅は56mm広がり、ホイールベースは13mm延長された程度なので、C7コルベットに比べると、オーバーハングが大きくなっている。C7コルベットでは理想を極めた前後重量配分は、40:60というリアに寄せることにより、トラクションを稼いでいる。

また、eLSD(電子制限付きスリップディファレンシャル)が採用され、マッシブなパワーを余すことなく路面に伝えることが重視されている。搭載エンジンは、LT1の進化版となるLT2を搭載。排気量は変わらず6.2ℓながら、大幅な変更を受け、最高出力は495hp。NAのOHVでは歴代トップレベルのポテンシャル。仕様にかかわらず、標準でドライサンプとなっている。エンジンのフィーリングでは、ピックアップが一段と軽やかで、大排気量のV8とは思えないほどキレの良いレスポンス。トランスミッションは、デュアルクラッチ式8速AT。需要の低下からマニュアルは廃止。

 

スタイリングにおいては、現代のミッドシップ車特有のフォルムとなり、C7コルベットのファクターを取り入れてはいるものの、コルベットらしさは薄れていることは否めない。

C7コルベットのイメージを取り入れつつ。ジェット戦闘機の要素も取り入れて、鋭角なエッジで構成するシャープなスタイリング。ミッドシップ化に伴って、運転席がC7コルベットよりも600mmも前方に移動したロングデッキなフォルムが特徴。良くも悪くも、世界的なスーパースポーツに共通するスタイリングで、これまでのコルベットらしさは薄れてはいる。

設定エンジンはLT1を大幅に発展させたLT2(OHV 6.2ℓ V8、495hp)。トランスミッションは新設計のデュアルクラッチ式8速AT。ニュートラル機能を備えるパドルシフトを装備。サスペンションでは、伝統の横置きリーフは廃止。Z51パッケージでは、磁性流体式による可変減衰力ダンパー「マグネティックライド」が搭載。

外観同様に、鋭利なエッジを取り入れ、戦闘機のコックピットを思わせるデザイン。中央部のコントロールパネルからコンソールにかけて、ドライバーを囲むスタイルで、運転席と助手席とを完全に分かれる。6角形のステアリングが目をひく。初めて右ハンドル仕様がラインナップ。シートにはコンペティション・タイプがオプション設定。

CHEVROLET Corvette History


アメリカが世界に誇る名車シボレー・コルベットヒストリー


コルベットC1【CORVETTE C1 1953〜1962】
スポーツカーとしては不十分ながら一定の人気を獲得したC1


コルベットC2【CORVETTE C2 1963〜1967】
独創的かつモダンなスタイリングの美し過ぎるC2


コルベットC3【CORVETTE C3 1968〜1982】
グラマラスなプロポーションが絶対的な魅力のC3


コルベットC4【CORVETTE C4 1984〜1996】
近代的なスポーツカーとして生まれ変わったC4


コルベットC5【CORVETTE C5 1997〜2004】
飛躍的に進歩したメカニズムを搭載したリアルスポーツC5


コルベットC6【CORVETTE C6 2006〜2013】
欧州スーパースポーツに匹敵する性能を確保したC6


コルベットC7【CORVETTE C7 2014〜2019】
コルベットとして最後のFRレイアウトとなったC7


アメ車マガジン2025年6月号掲載


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