SUV

自分たちより年上のC-1500とサバーバンを相棒にアメ車道楽を追求する二人

シボレーサバーバン、シボレーC1500

American Car Life of YOUNG GUYS
若い僕たちがアメ車を選んだ理由とは…
アメ車を愛する若者たち

ここ最近よく言われる言葉として「若者のクルマ離れ」がある。果たして本当に若者たちはクルマに興味がないのだろうか?もちろんそういった一面があるのは事実かもしれないが、ここで紹介するのはクルマが好きで、アメ車が好きな若者たちばかり。そんな彼らが何故アメ車を選んだのかをじっくりと聞いてみることにしよう。

Chevrolet C-1500
どんちゃんさん

Chevrolet Suburban
ことちゃんさん

シボレーサバーバン、シボレーC1500

高校三年間同じクラスの親友と楽しむアメ車ライフ

どんちゃん&ことちゃん。二人は高校で出会い、バイクをキッカケに意気投合。高校時代は三年間ずっと同じクラスで、暇さえあればバイクをいじっていた彼らだったが、現在はアメ車と彼女に夢中♡

色々教えてくれる先輩の存在が彼らの原動力に

和歌山県橋本市と接する奈良県五條市をホームグラウンドとするどんちゃん&ことちゃん。橋本市といえば2018年5月号の「俺たちのアメ車ライフ」企画で取材した、アメリカンガレージを建てて数々のアメ車を保有して夢のアメ車ライフを謳歌する田宮さんと、夫婦でカスタムトラッキンライフを楽しんでいるプライベーター中岡さんが記憶に新しい。

その記事で「二人が地元の若い子たちにアメ車の楽しみ方をライフスタイルにどう取り入れていくかを継承していきたい」と書いたが、その若い子たちっていうのが紹介する二人。キッカケはあの秘密基地や中岡さんの自宅ファクトリーへ頻繁に出入りしているユーザーからの紹介で、ことちゃんが中岡さんのファクトリーを訪れたことから始まる。

Chevrolet Suburban
ことちゃんさん

シボレーサバーバン

彼女がイイ感じの青いD22に乗り出したことに影響を受けて、自身の愛車探しを相談。目当てのサバーバンは自分より年上とあって故障した時の不安もあったのだが、中岡さんが面倒を見てくれると聞いて購入を決心したと言う。

愛車は97年型だけどメキシコ産とあってTBIエンジンを搭載しており、多数のビレットパーツにカスタムインテリア、エアサスまで装着された逸品。当時を知らない98年生まれの彼はそう言われてもピンと来ない様だが、30代後半から40代にとってみれば、このビレットパーツがいかに高価だったかを覚えているハズ。

しかし、サバーバンの購入をキッカケに自分よりひと回り以上年上のアメ車オーナーたちに声を掛けられることも多くなり、中岡さんや田宮さんを中心に当時を知る先輩方から〝90年代スタイルとは何ぞや〟を直に学べることが何よりの楽しみだとか。

シボレーサバーバン

シボレーサバーバン

GMCフェイスのビレットインナーグリルに、こちらもお約束のクリアパークレンズやコーナーレンズへと交換。同色に塗装してスッキリとした印象のフェイス周りに仕立てている。スクエアデュアルのマフラーエンドは地面に着地するギリギリの位置で取り付けられている。

 

オリジナルのシートデザインを生かしつつもエクステリアカラーにマッチさせた黒×青のコンビレザーカスタムインテリア。こちらは購入当時から仕上がっていたとのことだが、いずれ全塗装の計画もあるだけにこのインテリアをどうアレンジしていくかも見物である。

 

97年モデルだと通常はVORTECエンジンとなるが、こちらはメキシコ産のためTBIが搭載される。ボンネットを固定するバーが金属バットなのはご愛嬌。撮影前日に購入した18インチビレットホイールは残念ながら間に合わなかったが、本誌の発売時には装着されているハズだ。

 

1ナンバー登録で3列目シートが不要となったため、潔く取り去ってエアサスシステムのインストールスペースとなったラゲッジルーム。それでも長さのあるサバーバンだけにCノッチ部分やインナーフェンダー加工を絶妙な化粧プレートで処理。この辺りも近々リニューアル予定とのこと。

DSC_7691

Chevrolet C-1500
どんちゃんさん

シボレーC1500

一方、どんちゃんは以前からトラック好きでハイラックスに乗ってはいたものの、親友のことちゃんがフルサイズに乗り始めたことが大きく影響してC‐1500へと乗り換え。まだ乗り始めて2カ月ほどだが、ことちゃんと共に暇さえあれば一緒にインチサイズの工具を買いに出掛けたり、中岡さんのファクトリーへ遊びに行ってカスタム談義で盛り上がったりと、ライフスタイルが激変。

シボレーC1500

シボレーC1500

シボレーC1500

スピードグリルに交換され、クリアパークシグナルレンズなど定番のアイテムでクリーンな印象のフェイス。リアアングルは当時トレンドだったキャデラックテールにロールパンでスムースなテール周りを演出。現代のカスタムトレンドではなく当時らしさを追求している。

 

95年モデルの特徴としてインパネは高年式だけどエンジンはTBIである点も購入した後で知ったと言うどんちゃん。今では希少なモケットベンチ仕様で、夏は熱過ぎて握れず、冬は冷たすぎて手の感覚がなくなってしまうビレットステアリングも若さで何とかカバーできるか?

 

95年モデルなので搭載されるエンジンはTBI。VORTECと違って整備しやすく、当時のアメ車らしいV8サウンドが堪能できるのも魅力。ホイールはKAOTIK17インチビレットホイールをインストール。

 

中岡さんにインストールしてもらったエアサス。現状はベッドむき出し状態でカラーも異なるが、そこも若さゆえのご愛嬌。コツコツと少しずつ自分で優先順位を決めてカスタムを進めていくのがプライベーターの醍醐味である。どことなく90‘sテイスト溢れるエアサスのギミックも特筆物。

中岡さん曰く、ほぼ毎週末来ているらしい。そんな二人のマニアックな趣味に付き合わされることとなった彼女たちも知らず知らずのうちに友情が芽生え、Wデートは〝一日中アメ車イジり〟が週末の日課になったとのこと。撮影当日も「フェイス交換してみよう!!」とことちゃんが言い出して、どんちゃんと彼女たちを放置しながら黙々とグリルを外している光景に思わず「若いって良いな…」と声が漏れそうになったのはココだけの話。

まだまだ分からないことだらけではあるが、地元の兄貴たちに教えてもらいながらできることは自分たちで作業して技術や知識を継承して、次の代へと繋いでいきたいと語る二人。10数年後に立派に育った彼らを取材する際には、きっと目を輝かせた若者たちがその姿に魅了されて集まってくることだろう。その頃の中岡さんや田宮さんは相談役と言ったポジションかも知れないが…。

「ゆとり」と世間から言われても根本はどの世代も同じである。夢中になれることに出会えるかが大きなターニングポイントであると、改めて彼らから教わった。

■Photo&Text:石井秋良

アメ車マガジン 2019年 1月号掲載


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