クーペ

インジェクション式の唯一のC3【1982 Chevy C3 Corvette】

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80s-90sBeat
1982 Chevy C3 Corvette

80~90年代のコルベットといえば、主役はC4。しかし、一瞬、C3の最後期モデルも存在した。そしてその心臓部には、C4に受け継がれるユニットが搭載されていたのだ。これはまさに、稀少な1台なのだ。

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80~90年代を象徴するクルマとしてF.A.S.Tが紹介してくれたのは、82年型のC3コルベット。C3は68年のデビュー、その豪胆なボディスタイルにふさわしいビッグブロックエンジンの搭載で人気を博した。しかし、それに水を差すカタチになったのが、件のマスキー法だ。ビッグブロックは姿を消し、コルベットはスタイルだけのスポーツカーに成り下がってしまった…。ところが最終モデル…82年型になって、C3には来るべくC4に向けての布石が打たれることになる。燃料供給方式がキャブレター式から「クロスファイア・インジェクション」、つまり電子制御式に変更されたのだ。ちなみに83年、コルベットは1年間生産されなかった。明けた84年にC4にモデルチェンジしたので、今回の82年型にはインジェクション仕様のエンジンが載り、おまけに4速ATのC3も、このモデルイヤーだけ。すなわち超稀少モデルということになる。そんな82年型が、これまたフルノーマル状態にキープされているのもレア。このクルマのオーナーの後藤豊展さんのこだわりだが、やはり古き良きアメ車を愛する気持ちがうれしいのだ。「そりゃ、現代のクルマに比べれば不便なこともありますが、それも含めて、楽しめるクルマだと思います。走りもスムースで、普段乗りも問題ありません!」コルベットの中でも歴史的な1台。オーナーさんに恵まれてよかったC3なのである。

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ロングノーズでウエストの引き締まったセクシーなフォルム。コーラの瓶を連想させるため“コークボトルライン”とも呼ばれた。このC3独特のフォルムに、当時としては最新鋭のインジェクション式エンジンが搭載されたのだから、後のファンにとって垂涎のモデルとなったのだ。

35年以上も前のモデルだけに、インテリアのヘタリは仕方ない。しかし、オーナーさんによってリペアは行き届いている。シートやステアリングは交換、バックカメラも装着したそう。近日、エアコンも快適なものに交換予定。

サスペンションはC3デビュー時から変更はなく60年代のまま。フロントにダブルウィッシュボーン、リヤにトレーリングリンク+横置きリーフスプリングを採用している。撮影車は15インチの純正ホイールを装着。エンジンは350、C3では82年型にのみ搭載されたクロスファイア・インジェクション仕様で、200hpまでパワーを取り戻すことになった。組み合わされるトランスミッションは、やはりC3ではこのモデルイヤーのみの4速AT。60年代にデビューしたC3とはいえ、最終の82 年型となると乗り味はかなり現代的に洗練されてきている。サスペンションはソフトライドで、シビアさはないが当時の雰囲気たっぷりに乗れる。エンジンも爆発的なパワー感はないが、インジェクション式で快適。ロングノーズの取り回しも慣れる。

このC3を所有して4年。散髪している途中、たまたま目の前のクルマ屋さんにあって、衝動買いしてしまったという後藤豊展さん(55)だ。オイル漏れなどマイナートラブルもあったが、『F.A.S.T』に預け、すべて解決!

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Special Thanks ◆ F.A.S.T
Phone ◆ 06-6784-1976
URL ◆ http://fast1976.jp/

Photo ◆ Takeo Asai
Report ◆ Yoshinobu Kohsaka

2018年 アメ車マガジン 2月号掲載


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