ビンテージ

ノックダウン生産された車をベースに、レストア必須のストック状態からストリートロッド へと作り替えた個体

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ゼロからスタートして完成に至ったレストロッド

STREET ROD ECSTASY
1935 Ford Humpback Sedan

国内にてノックダウン生産された右ハンドル車をベースに、レストア必須のストック状態からストリートロッドへと作り替えた個体。長期の製作期間を経た完成後は、ロッダーを地でいくように長距離遠征にもアグレッシブに出動。近年の仕様変更によって、理想的なプロポーションを獲得した秀作!

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パンプキンの愛称でお馴染みのフォードF100を求めて模索するなか、日本国内にてノックダウン生産された35年型のセダンのベースに巡り会い、ストックの状態からストリートロッドへアレンジするプロジェクトに発展。文字通り、ゼロからの作業なため、作業メニューが多く、完成までには長い年月がかかってしまったが、それだけに、完成後は、正に水を得た魚のごとく、長距離トリップにも積極的に出動するなど、ロッダー・ライフを満喫している35年型セダンのオーナーさん。ファットフェンダーの初期にあたる35年型は、過渡期ならではの立ち位置で、人気もあまり高くない。そのため、アメリカでも決定版といえるプロポーションを構築する個体を目にする機会が少ない。そんな中、この個体は、リペアを兼ねて、今年に入り足回りをアレンジしたことで、理想的なプロポーションに変身を遂げることに成功。スキニーなフロントに、ディープリムによるワイドなリアとのバランスこそが、HOT RODとして理想的な組み合せ。それに向け、ホーシングをナロータイプのフォード9に変更し、リアシートスペースの確保をしつつ、フレームを加工せずして最大限のスペースを確保するアレンジを実施。リアホイールにおいてはルックス的に最も理想的とされる10Jならではのデザインにして、リバースの8J幅という、アメリカンレベル社の「トリック8」を採用することで構築。タイヤ&ホイールと絶妙な車高スタンスこそが、クルマのカッコ良さを決定づけるということを、証明する好例だ!

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搭載する350エンジンは、マイルドパフォーマンスの平均的な仕様ながらも、車重の軽いストリートロッドには不満ないパフォーマンスを発揮するド定番。モダンなメカニズムのサスペンションはバネレートが車重に対して完璧にマッチしており、適度なタイトさの中にも、しっとりとした乗り心地が得られる。市街地からハイウェイ走行まで難なく対応する。この時代のセダンの室内は、高級サルーン並にゆとりあるため、4人乗車によるロングトリップでも快適なのだ。

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外観は基本的にストック。それまではテールレンズやナンバーをトランク部に移設したモダンなスタイルだったが、今回の仕様変更で、あえてストックに戻した。バンパーも前後共にストック品を手配済みで、近日中に装着する予定。理想的なプロポーションの構築に伴って、不変的な魅力のレストロッドとして生まれ変わった。

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エンジンは定番のシボレー製350ci。エーデルブロック製シングル4バレルキャブレターをセットしたマイルドパフォーマンスな仕様。センターロック世代ながらも、クラシカルなルックスのバルブカバーが全体の雰囲気にマッチする。トランスミッションは4速AT。社外の専門メーカーによるエアコンを完備する。ちなみに、ガルウィング式フードは4ピース構造によるストック。

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日本車から流用したシートや内張りは、ブラックで統一し独自に制作。ステアリングコラムはチルト式の社外製GMタイプにアレンジ。ステアリングは定番のバンジョータイプ。ビレット製のメーターパネルは、モダンなアプローチだった時のなごりである。

 

フロントのサスペンションは、マスタングII タイプの独立懸架。ステアリングはラック&ピニオン式。リアエンドはセミナローのFord9に入れ替え、それに伴い4バー式コイルオーバーにアレンジ。8Jにして10Jを思わせるディープなスロットホイールは、アメリカンレベル社の“ トリック8”。

Special Thanks ◆ ANDY’s Rod Works
Phone ◆ 047-713-9122

Photo & Text ◆ Hideki Ishibashi

アメ車マガジン 2018年 9月号掲載


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