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関西屈指の名物MC!巨匠〝セガチン〟の功績を振り返る

SEGAWA’S 瀬川光永

SEGAWA’S 瀬川光永

SEGAWA’S 瀬川光永

カーショー、イベントのMCでお馴染みの瀬川氏。平成生まれの若いオーナーから70代まで幅広い世代から“ セガチン” の愛称で親しまれているが、MCとしての彼しか知らない人も意外と多い。なぜ世代を超えて愛されるのか?そしてアメ車業界に与えた彼の功績の数々を、還暦を節目に振り返ってみたい。

時代を経て辿り着いた“人生観”が深みを増す

アストロの後部を大胆にトラック化させたA‐1500EXT、キャデラックフェイスのキャデリスワゴン、ナビゲーターフェイスのF‐150など、現在ほど過激なカスタムが少なかった時代に、思い切った大胆なフェイススワップ&ボディワークでアメ車シーンの最先端カスタムを築き上げてきた瀬川氏。

当時SEGAWA‘Sと言えば関西を代表するアメ車ショップとして、ほかではあまり取り扱わないレアなアメ車から、誌面映えするユニークなカスタムワークを提案するなど、全国にその名を轟かせていた。また、数年前まで毎年開催されていた西のアメフェスことアメリカンカーフェスタでは、名物のモンスタートラック、ライブステージ、そしてドラッグレースと、アメ車黄金期に若者たちへ夢を与え続けてきた関西アメ車界の偉大なる重鎮の一人だ。

筆者もその影響を大きく受けてきたなかの一人で、20歳そこそこの右も左も分からない広告代理店の新入社員だった当時、舞洲特設会場でイベントの手伝いがあると聞いて向かった先には魅力的なアメ車がずらりと並び、ドラッグレース特有の焦げたタイヤの匂いや、セクシーな衣装で会場を彩るキャンギャルたち、そしてご機嫌なステージライブは今なお鮮明に記憶に残っている。

あれから20年の月日が経った現在、いまだ現役でステージに立ち、MCを務める瀬川氏には感服。しかし、その功績を知らない若い世代たちからは瀬川氏=面白いMCとしての認識しかないことに違和感を感じ、こうして還暦を節目に筆を執った次第だ。瀬川氏にこの話をすると、「称えていらん!若い子たちが気さくにセガチン!と声をかけてくれる方がやりやすい(笑)」との返事だったが、半ば強引に決行した。

話をするなかでもっとも印象に残ったのは、年を取ると欲がなくなるという話。性欲、食欲、物欲と欲を満たすのがモチベーションを上げるキッカケとなるが、若い時代に色々と経験するなかで悟ったことは自身の欲よりも、人と人との繋がり。そして目まぐるしく変化していくカスタムシーンにおいて、いつの時代にもユーモア溢れる軽快なトークで和ませ、笑わせ続けることである。

気が付けば彼と同世代の巨匠と呼ばれる人たちは現場を離れ、今やイベント会場は30代、40代が中心となって切り盛りしている。そんななか、ステージにずっと彼が立ち続けているのは、世代交代できるだけの人物がいまだ表れていないからとも言える。極上のショーカーや本国カスタムのトレンドを汲んだショップは次々と現れても、昔を知るからこそステージ上でマイクを持って誰彼構わずに面白おかしくイジれるのは瀬川氏のみ。そして平成生まれの若い子たちが友達感覚で気さくに接するのも瀬川氏ならではの人柄である。

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「MCが客から気を使われる様では務まらん!」と、瀬川氏は自身の還暦パーティーでも主役なのに司会者そっちのけで場を回し、ひたすらマイクを離さず喋りっぱなし(笑)。〝人が大好きで人に愛される〟これ以上に幸せなものはない。還暦を境に世代交代? いやいや、愛あるイジリ方はそう容易いものではない。後継人がいない彼のポジションは今後10年、20年先も永遠に現役であるべきなのだ。

関西の業界人はもちろん、熊本、広島、関東、中部など遠方から多数お祝いに駆けつけた還暦パーティー。司会進行役兼主役として場を盛り上げ、日頃から親交の深いメンバーはもちろん、苦楽を共にした同世代の方たち、そして平成生まれの若い世代までが集結。業界の後輩が大先輩に顔面ケーキを躊躇なくできるのも、そしてそれを笑える会場の雰囲気も、すべて瀬川氏ならではのお人柄。

SEGAWA'S

東大阪の中央大通り沿いでご機嫌なアメ車たちをズラリと展示していたSEGAWA’S。ワゴニアが流行る前からレアなウッディワゴンを数多く扱っており、現在ほどビンテージ物が重宝される前から多くのレアモデルを販売。本国ビルダーと打ち合わせを重ねて作った数々のショーカーの資料も貴重で、イラストから当時の広告まで大切に保管している。デスクトップセガチンが懐かしく、その時と同じアロハシャツはまだ現存。人、そして思い出の物を大事にする姿勢がうかがえる。

西のアメフェスことアメリカンカーフェスタではステージのMCからライブパフォーマンスまでを担っており、同業者たちで組んだ生バンド演奏は本格的で瀬川氏独特の「ええ声」をあますことなく堪能。また、この当時から際どいトークや業者イジリは鉄板で、目が合うと一言二言イジり倒す。名物だったモンスタートラックを目当てに来場する人も続出。

El Caprino

El Caprino、エルカプリーノ

El Caprino、エルカプリーノ

アストロ全盛期だった90年代中頃、勢いのあるアメ車ショップがこぞってアストロカスタムを手掛ける最中、カプリス中心の個性的な車種構成で注目を集めていた。その中でも印象に残る一台がこのエルカプリーノ。20年以上前に製作したクルマではあるが、今見てもその造形美は目を見張るものがある。現車は現在京都のTSモーターで保管されており、内装には着物の生地を贅沢にあしらったインテリアカスタムを敢行中。


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