2007 CADILLAC ESCALADE / 1999 CHEVROLET ASTRO
バラ色のアメ車人生
アメ車に乗れば必ずHAPPYになれる!
どんな困難に見舞われようとも、我が子同然にアメ車を愛おしむ夫婦
クルマ好きであれば愛車を大切にし、大事にすることは当たり前のことだが、浅野ファミリーは数多くのオーナーと接するショップスタッフでさえ一目置くクルマ好き。愛車を“家族”として愛おしむファミリーのアメ車生活に迫る。
趣味のスノーボードを満喫したいと、車中泊のできる4WDを探していた浅野亮さん。そのリストに名を連ねたのがエスカレードで、排気量が一番大きかったことが決め手となり購入。その1、2カ月後に開催されたカーミーティングに参加したところ、そこにはクルマ好きな奥様の加菜江さんも訪れており、亮さんのエスカレードを見て「ハリアーですか?」と話しかけたことが二人の出会いだったという。まさかハリアーと聞かれるとは思ってもいなかったけれど、クルマ好きという共通点が二人を近付け、加菜江さんは初めてエスカレードの助手席に乗った時点で、ずっと乗り続ける気がしたと話す。エスカレードは二人の出会いのキッカケであり、結婚のキッカケとなったキューピット。
ちなみに二人は大好きなハワイで挙式をしたのだが、送迎車のリムジンをタウンカーからエスカレードにアップグレード。また、滞在中の足として予約したレンタカーはカマロ・コンバーチブルだったのだが、手違いで現行モデルのエスカレード(しかもロングボディのESV)が用意され、ここでもエスカレード三昧。そして日本での披露宴でも会場の入り口に愛車のエスカレードを配置して出迎えたほど。まさに家族の一員なのである。その証拠にエスカレードが長男で、ラパン(加菜江さんの前愛車)が長女で、アストロが次男、娘の莉來ちゃんが次女という図式。クルマにも魂があると思っているため、クルマも人も愛情たっぷりに接っする浅野ファミリーらしさに溢れている。
そんな浅野ファミリーに訪れた一大事。それはエスカレードのエンジン&ミッショントラブル。早速ショップで状態を見てもらったところ、クルマが買えるほど修理代が掛かるかもしれないから、乗り換えた方がいいかもしれない…という診断結果。しかし、二人にとっては思い入れが強いだけに簡単に別れることはできず、話し合った結果、修理を選択。修理には半年以上の期間を要し、この間は失恋したかのごとく心にポッカリと穴が開いたようだったと振り返る。そして2019年の4月、加菜江さんの妊娠を機に加菜江さんがエスカレードを乗りこなせるようになるための練習用という名目でアストロを迎え入れた浅野ファミリー。
「エスカレードはスノーボードはもちろん、旅行好きな私たちをいろんな所へ連れて行ってくれました。旅行先ではエスカレードと一緒に写真を撮ったりして、すべての思い出にはエスカレードが含まれています。ケンカも仲直りもエスカレードの車内でして、私たちを見守ってくれていました。これからもたくさんの思い出を一緒に作っていきたいです」。これほど愛されるエスカレード。お前は本当に幸せ者だ。
2007 CADILLAC ESCALADE
エンジンに違和感を覚えて見てもらったところ、状態としてはあまり良くないといった診断がくだされ、直すにしても相当な費用が掛かってしまいそうだということで乗り換えを提案された浅野ファミリー。しかし、直す決断を下して載せ替えるエンジンを探すとLS3エンジンが出てきたのだ。まさかのLS3。これには修理を担当したエムテックガレージの守屋氏も、それにオーナーもビックリ!しかもそれがECMや補器類などはそのままに移植が可能ということが判明するや、迷うことなくLS3への載せ替えを決断。これに合わせてトランスミッションもリビルト品に交換。載せ替え後の慣らしもキッチリと行なったことでコンディションは超グッド!!同じ6.2ℓV8でもLS3はパワーがあるため重量級ボディを軽快に走らせるため、踏み過ぎると“ ヤバイ”らしい。
グリルガードを装着して、マフラーを社外品に交換している以外はストックのまま。これは手放すことなくずっと乗り続けていくためでもある。いずれは子供に譲りたいとの思いもあり、ボディカラーを塗り替えるとしても純正カラーで塗り直して、綺麗な状態を維持し続けたいと。
1999 CHEVROLET ASTRO
アストロはあくまで練習用であり、バンパーやサイドミラーはブツけるためにあると話していた二人ではあったが、友達をたくさん載せられることや、晴れて夫婦でアメ車オーナーになれた喜びに浸る加菜江さん。エアロを装着しているわけではなく、ホイールも純正ということで、見た目は至ってノーマルなのだが、アメ車っぽさが欲しくてマフラーにフローマスター50を装着しているのだが、これは加菜江さんの希望で「ドロドロ感が最高!!」と笑って話す。
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Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2020年 8月号掲載
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