コラム

-フリースタイルで行こう- #05 ストリートロッド・ダイキャストの世界

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-フリースタイルで行こう- #05 ストリートロッド・ダイキャストの世界

「フリースタイルで行こう!」は、アメリカンカルチャーが大好き過ぎる男:石橋秀樹氏がリコメンドするアメリカンなモノを紹介していくというもの。今回はザ・ホットロッドな1932年型フォードの「ストリートロッド」の1/18スケールのダイキャストミニチュアにスポットを当てることにしよう。

ストリートロッドのアイコン:1932年型フォード「デュース」の1/18スケールダイキャストを眺める喜び

クルマが好きと言いながらも、ダイキャストやミニチュアはあまり興味がないという方もおりますが、自分からすると、それではまだまだといった感じです。日本では、実車とダイキャストではファン層が異なるケースが目立ちますが、クルマに対する思いが深い人にとって境界線はありません。なので、所有するしないに関係なく、実車もダイキャストも同等に着目してこそのクルマ好き。

実際に触れることのできない車両でも、ダイキャストを通じて魅力を知ることもできるだけに、好みの幅が広がったリします。例えば、自分はカーアクション映画を通じてマッスルカーに魅力を感じ、サメカマを初めての愛車にしたのですが、その時点では戦前のモデルによるストリートロッドは、むしろかっこ悪いと感じていました。しかし、ダイキャストを通じてジワジワとその魅力を刷り込まれ、37フォードや、現在では41ウィリスを愛車にするに至っております。

実車に触れる機会が日常に溢れているアメリカと違って、日本国内におけるストリートロッドの存在は、まだまだマイナーなだけに、その魅力を知る上では、ダイキャストの存在はかなり大きいのです!最も大量にリリースするホットウィールを始め、製作者が実際にストリートロッドを所有するロッダーという点でも、説得力があります。中でも、1/18スケールには精巧な作りの秀作が多いので、ビギナーにとってもリアリティを感じやすいのでオススメです!ストリートロッドのアイコンとして最もお馴染みの1932年型フォードこと「デュース」は、最も多くモデル化されています。初めてV8エンジンが標準で設定されたモデルであることや、均整のとれた美しいスタイリングにして、1年間しかラインナップされなかったという希少性もポイント大です。しかしながら、ストリートロッドとしての格好良さは、実はかなりピンポイントな為、タイヤサイズ、車高、ライトの位置がちょっとしたことで魅力が左右されるのです。

ダイキャストであっても、そうしたポイントを押さえていないものは魅力を感じませんが、その点GMPやACMEの製品にはこだわりを感じます!一見したスタイリングやプロポーションの良さ、ディテールの精巧さ、実車のトレンドとのシンクロっぷりなど、ダイキャスト=トイではなく、「ホットロッド」メモラビリアとしてのも価値があるので、実車ファンにとっても無視できない存在です!

Porkchop’s 1932 Ford “190 proof” 1 of 930:ACME

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ARDUN製ヘッドとブロアーで武装したフラットヘッドエンジンは、更にNOSで加給したハードコアな仕様。MOONタンクやマグホイールなど、王道のパーツを装備しつつ、爆撃機のシートを採用するなど、創成期のHOTRODの面影を残す。長年放置されていた個体を近年再生しつつアップグレードしたというリアルなストーリーで製品化している。

The Rodder’s Journal / Real Steel Series 1932 FORD 3 window 1of 750:GMP

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ストリートロッドの専門誌として最も権威あるTRJでは、アワードを狙うような優れたショーカーの無塗装での仮組み状態を撮影している。このリアルスチール・シリーズは、まさにTRJ の記事を再現しているようだ。3Wと5Wとの違いは窓の数だけと思われがちですが、実際には全くの別物と言えるほど、ボディのスタイリングは大きく異なる。その点も、ダイキャストでしっかりと学べます!!

このロードスターに他に、フルフェンダーでは↑の3Wクーペ、そしていずれもフェンダーレスのハイボーイでもラインナップ。その他にもACMEからhammered steelとしてベアメタル状態(無塗装)の5Wもリリースされています。

F4 32 1932 FORD 3 window:ACME

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著名デザイナーのチップ・フースの愛車が、デュースロードスターにP51マスタングを落とし込んだように、ここではコルセアをモチーフしている。そもそもHOTRODは退役軍人が始めただけに、ゲージやシートに戦闘機のパーツを流用することが多いのだ。

DEUCES WILD 1932 FORD 3 window 1of 960:ACME

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80年代に入ってから構築したドラッグマシンに特化したスタイル。搭載エンジンは、ルーツブロアーで武装したクライスラーHEMI。F:スキニー& R:ファットなタイヤのバランスがいかにも。黄色のボディとホイールのクロームのコントラストもよく似合う!

Vintage Deuce Series 1932 FORD Roadster 1of 3200:GMP

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ハイパフォーマンスパーツの総合メーカーであるエーデルブロックと、常連客にエリック・クラプトンがいることでもお馴染みの、名門ストリートロッドショップ、ブリジオのロゴがボックスにプリントされた、両社のイメージに見合うオーセンティックなスタイル。ストリートロッドにおいてフレームスは定番にして永遠!

1929 FORD HOT ROD 1of 650:ACME

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デュースが王道なことには変わりませんが、アーリーAこと28~ 29年型モデルAにはマニアックなファンが多い。個人的にもアーリーAが大好きなので、このモデルのように、定番ながらグリルをデュースにアレンジしたものよりも、オリジナルの方が好みではある。


-フリースタイルで行こう- #04 ショーグン・ウォリアーズの世界

-フリースタイルで行こう- #03 サメカマ・ミニカーの世界

-フリースタイルで行こう- #02 ガムボールの超絶カオスな世界

-フリースタイルで行こう- #01 ホットウィールの世界


★石橋秀樹
アメリカンホビーショップ「ホットワイヤー」の店主であり、フリーペーパー「イグナイト」の編集人、そしてアメ車マガジンでもライターを行なうなど、アメリカンカルチャーに関する偉人(変人)である。人生は肩ひじはらずに「フリースタイル」なのが信条。


アメ車マガジン 2020年 9月号掲載


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