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ガールズオーナーで大工職人、乗っているクルマは黒いローダウンしたC‐1500。

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WORK HORSE LIFE × 1994 CHEVROLET C-1500 SAKIさん

アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 10

いつか一人で現場に行ける様になった時を見据えて選んだ愛車はC‐1500!

現場への足としてはもちろん、プライベートまでのすべてをコレ一台でこなすガテン系女子のSAKIさん。体育会系のサバサバとした受け答えと作業着が様になる傍らで、時折見せる笑顔から溢れる愛嬌のギャップが堪らない彼女は、職人たちからはもちろんアメ車仲間の間でも人気者。まだまだ見習いではあるが、いつか一人で現場を任される日を夢見て、今日も現場作業に励む。

バーテンダーから劇的転職!男社会で生きるアメ車ガール

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ガールズオーナーで大工職人、乗っているクルマは黒いローダウンしたC‐1500。この3つのキーワードを聞いて真っ先にイメージしたのは体格の良さげなヤンキー女子。それこそ40代オーバーの筆者からしたら、〝そこんとこ夜露死苦〟系の女の子ではないか?と内心ヒヤヒヤしながら現場を訪れたのだが、そんな心配をよそに満面の笑みで「宜しくお願いします!」と現れたのが紹介するSAKIさん。後ろには親方である旦那さんの姿も。聞くと職人さんになるきっかけが旦那さんで、今はまだ見習い中とのこと。

彼女が大工職人として現場に出る様になったのは今から約4年前。それまではバーテンダーをしていたけれど、朝の早い彼と夜の遅いバーテンダーではすれ違いも多いからとアッサリ引退を決めたと言う。その後、時間を持て余して昼の仕事を探して工場に勤務するも流れ作業の繰り返しに嫌気が差して離職。そんな折、キツそうだけど楽しそうに現場をこなす彼の姿を見て「わたしも大工職人になりたい!」と頼み込んで現在に至る。

しかし現場は男社会。彼氏が彼女を連れて初めて現場へ訪れた際は、周りの眼も冷ややかで口も聞いてくれなかったと言う。だが熱心に仕事をこなし続ける彼女を見て次第にほかの職人さんたちからも歓迎され、今では現場の人気者となった。

仕事では現場への足であるハイエースに横乗りするのが日課だったが、次第に受ける仕事量も多くなり、ハイエース一台に2人乗車で後ろには建築資材が満載の日も増え始めたことで、自分も現場で使えるクルマに乗り変えて後ろをついていくと決心。そこで2020年9月に購入したのが現在の愛車C‐1500だ。ちなみにSAKIさんがアメ車に乗り始めたのはこれが初めてではなく、結婚する前にはマスタングを愛車にアメ車ライフを謳歌していたりする。

職人の見習いを初めて3年、旦那さんに教えてもらいながら電動鋸や電動ドリル、脚立をはじめとする自分の道具も次第に増え始めたことで、ベッドにはお気に入りのマキタをはじめとする工具が満載。同じ現場へハイエースと2台で向って別の作業をそれぞれでこなせた時は、横乗りして後ろをついて回っていた時よりも成長し、自信を持てたと話す。

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しかし、C‐1500は現場への足としてだけではなく、アメ車フリークの彼女にとってはプライベートの足でもある。休みの日には洗車や磨きを怠らず、車高も「現場に行けるギリギリの範囲で下げてください!」と行きつけのショップ桂田鈑金へ懇願。トノカバーは大切な工具を雨ざらしにせず、クルマから離れた時は盗難防止で鍵がかけられるためそのまま残してもらったとのこと。そんな彼女の夢は現場を任されてC‐1500を運転して一人で駆け付けることだ。

1994 CHEVROLET C-1500

初めて購入したマスタングを3年程乗った後、現場では使えないからと手放して乗り変えたのが現在の94年型C-1500。一通り手を加えたTBIエンジンのコンディションも上々で、リペイントされたブラックのボディもモデルイヤーを感じさせない艶やかさをキープ。ホイールは現場への出入りを考慮して20インチに留めつつも、車高はフォルム重視でギリギリまでロワード。少々汚れた作業着のまま乗っても気にならない様にほんのりヤレた純正モケットシートのまま乗りこなす点も粋。自身でカスタムした部分はDIYで製作したウッドコンソールのみ。寸法を測って木材を購入してカップホルダー部分は100均のアルミ灰皿をアレンジ、内装の雰囲気に合わせてアンティーク風に塗装を加えた逸品だ。

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ゲートを開きトノカバーをオープンするだけで奥の方の工具まですぐに取り出せる絶妙な高さと開口具合は意外にも現場に向いているのではと自画自賛のC-1500。休憩中はゲート部分をベンチ代わりとして腰を掛け、日光を浴びながらコーヒータイムするのが日課。


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PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載


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