GMC

30年近く前のモデルだが現代的な走りにアレンジしたGMCシエラ

1985 GMC SIERRA

1985 GMC SIERRA

1985 GMC SIERRA

THE VINTAGE

フロントセクションはカーボンボディに変更!軽量化でパフォーマンスを最大限に引き出す

トラックは荷物を運ぶ便利なクルマ。だから走りは二の次三の次…と思う日本人は多い。でもアメリカでは、オフロードだけでなくサーキットを走る競技もあるほどで、カスタムの仕方次第で走りを楽しむことも十分可能。そんな、走ってナンボなシエラを紹介しよう。

30年近く前のモデルだが現代的な走りにアレンジ

日本人の感覚では、ピックアップ=荷物が運べる便利なクルマとか、アウトドアのためのトランスポーター、というイメージが圧倒的に定着している。だが、アメリカのカスタムを見てみると、スポーツトラックというジャンルが定着しており、オフロードレースでもトロフィートラックなど、ピックアップが圧倒的に主流と言える。

そんなイメージを盛り込み「走れるピックアップ」を目指したのが、このGMC・シエラ。ベースは1985年型のシングルキャブで、フロントフェンダーやボンネット、さらには前後バンパーまでワンオフのカーボンパーツに変更。しかも外観だけに留まらず、インナーフェンダーもカーボン化して、徹底した軽量化を実施している。

1985 GMC SIERRA

エンジンはフルカスタムされた383を搭載し、キャブはエーデルブロックのAVS2を組み合わせ、ラジエーターは容量アップ&電動ファン化して信頼性を向上。もちろんビンテージエアーも装着し、快適性でも抜かりはない。

さらに足回りを覗いてみると、前後共コイルオーバーの車高調に変更。燃料タンクはスペアタイヤがあった位置に変更し、車高を下げるだけでなく前後の重量バランスも配慮されている。スタイルこそクラシカルだが、現代のクルマと比較しても遜色のない走りを実現。ピックアップでもスポーティに走りたい! そんな人に最適な1台と言えそうだ。

エンジンは383のV8を搭載。今時の電子制御部品は皆無で、スッキリし過ぎにも見えるエンジンルーム。ラジエーターは電動ファン化されており、グリル側にはオイルクーラーやエアコンコンデンサーが見える。外観に気を遣うユーザーは多いが、実はサスペンションを変更したことに伴いインナーフェンダーもカーボンに変更。まさにコダワリだらけの1台と言える。

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サスペンションは前後共コイルオーバーの車高調に変更。フロントはアーム類も完全に作り直しており、リアも燃料タンクの位置を変更。ブレーキはウィルウッドに変更し、フロントには6ポッドを装着。まさに走る・曲がる・止まるのバランスを考慮した、スポーツトラックと呼ぶのが相応しい内容だ。

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ボディラインは極力オリジナルをキープするが、フロント周りはほとんどカーボンに変更。前後バンパーも純正のスチールバンパーとほぼ同じでありながら、ここもワンオフのカーボンに変更。ローダウンを行ない、マフラーはボディを加工して左右ともサイド出しに変更。ベッド部分はチッピング塗装を施し、トラックとしての実用性も向上させる。

インパネデザインはオリジナル風だが、色や雰囲気はまるで別物。ノーマルのベンチシートにホールド性を求めるのは無意味なので、左右独立タイプのバケットタイプを装着。ドリンクホルダーを兼ねた巨大なアームレストを設置。


THANKS:東海カーズ
TEL:0533-86-8890


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 7月号掲載


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