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7人で乗れるジープコマンダーは今もなお活躍の場面あり!

2006y JEEP COMMANDER

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2006y JEEP COMMANDER

THE PICK UP TEST DRIVE

ジープといえば、ラングラーを筆頭にグランドチェロキー、チェロキーの名が挙がるが、06年に登場したコマンダーは、ジープ初の3列シートを備えるモデルとして注目を浴びた。2010年に生産が中止になってしまったが、7人乗れるジープとして、今も根強い人気を誇っているモデルだ。

5年という短命に終わるが存在価値は見直されているコマンダー

今や、日本で一番売れているアメ車はジープブランドだ。現在日本で正規販売されるモデルは、圧倒的人気のラングラーを筆頭に、フラッグシップのグランドチェロキー、コンパクトSUVのレネゲードなど5車種がラインナップ。

過去10年を振り返ると、ラングラー、チェロキー、グランドチェロキーの3車種は、モデルチェンジを繰り返しながら今に至るが、それ以外にラインナップするモデルは、入れ替えが割と激しい。中でも一番短命に終わったのが、WHグランドチェロキーと同じシャシーを持ち、ジープ初の7人乗り3列シートを備えて06年にデビューしたコマンダーだ。

デザインはXJチェロキーを彷彿する四角いデザインとなり、シャシーやエンジンはグランドチェロキーと共通で、ボディサイズは一回り大きい。グランドチェロキーのSRT8を除けば、価格的に実質トップモデルとなったコマンダーだが、00年に生産が中止となってしまう。それ以後、3列シートのあるジープモデルは登場していない。

では現在のコマンダーの状況はどうか。5年という短い生産だったこともあり中古車の球数は少なく、ジープ唯一の7人乗りという部分が見直され、同年型のグランドチェロキーよりも価格は高い。その希少なコマンダーが、ジープアウトレットには5.7ℓHEMI、4.7ℓが在庫している。コレは間違いなく日本ではここだけだろう。今一度、コマンダーをしっかり見ていこう!

IMPRESSIONS
4.7ℓと5.7ℓがあるが車重を考えると5.7ℓがベストか

2006y JEEP COMMANDER

3列シートがあるとはいえ、全長は4795mmなので、アメ車SUVのなかではミドルクラスの部類。なので、大きさで身構えることはないだろう。ただ、3列目のヘッドレストが後方の視界を遮る形になるので、後方視界が狭いのが難点。出だしからの加速は、さすが5.7HEMI。ズンズン前に進んでいく。これが 4.7となると、2360kgの巨体を動かすにはワンテンポ反応が遅いと感じる。サスペンションはやや硬めという印象で、オンロード向きな乗り心地だ。

オンロード向きの機構だが4WDシステムは充実

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ジープの各モデルは悪路を苦にしないイメージがあるが、コマンダーはどちらかと言うとオンロード向き。とはいえ、頼りになる4WDシステムが搭載されているのでアウトドアには最適だ。

4LOWモードは悪路で大いに活躍する

06年に登場したコマンダーは、前年にモデルチェンジしたWHグランドチェロキーと中身は同じ。搭載するエンジンも4.7ℓV8、5.7ℓV8HEMIを共用し、スペックも同様。ただしボディサイズは、ホイールベースは同じながら全長で46mm大きいなど、全体的に大きく、車重も約180kg重い。グレード展開は、エンジンの違いによる2種類が日本で正規販売された。

デザインは、オフロードをイメージさせる四角いスタイリングとなり、ほぼ垂直となるリアガラスサイドには、荷物をルーフに載せるために役に立つ取っ手も備わる。4LOWに切り替えられる4WDシステムもグランドチェロキーと同じ電子制御式で、フロント・センター・リアには電子制御リミテッド・スリップ・デフ(ELSD)が搭載される。これにより、3輪が空転しても自動的にトルクは1輪に配分され、雪道や悪路では大いに活躍できる。

上級グレード装備として今では当たり前のヒートシーター、左右独立調整エアコンなども装備し、ウッドパネルやフルレザーシートは高級感がタップリ感じられる。

撮影車両の走行距離は約8.9万km。フルセグTV、バックカメラ、ETCなどは装着済。多少の経年劣化な部分は見られるが、全体的なコンディションは良好だ。7人乗りが条件ならば、コマンダーの選択も候補にしたい。

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インパネには8箇所のエアコン吹出口があるのも特徴的。その周辺に六角ボルトが配置されるデザインは、オフロードっぽく見える?ミッションはマニュアル操作可能の5AT。シフトサイドには電子制御式の4LOW切り替えスイッチが配置される。1列目にはサンルーフ、2列目にはサンシェード付きのツインガラスルーフを装備する。フルセグTVナビ、バックカメラ、ETCといった装備は装着されている。

コマンダーの一番の売りである3列シートは、後方に行くほど座面が高くなるスタジアムスタイル。そのため、3列目のヘッドレストが後方の視界を遮る形となる。また、3列目の頭上の空間は余裕があるのだが、大人は体育座りのような感じで座ることになる。フル乗員でのラゲッジスペースはさすがに狭くなるので、そこは割り切りたい。

日本で正規販売されたエンジンは4.7ℓV8、5.7ℓV8HEMIの2種類。本国には3.7ℓV6も設定されている。アクセルを踏んだときの加速は、言うまでもなく圧倒的に5.7に軍配が上がる。ホイールは純正の17インチ。リアゲートはガラスハッチとなる。リアガラスサイドには、ルーフに荷物を載せる際に掴まる取っ手が備わる。


SPEC
全長×全幅×全高● 4795×1900×1830mm ホイールベース● 2780mm エンジン● V8 排気量● 5.7ℓHEMI 最高出力● 326hp 最大トルク● 51.0㎏ -m トランスミッション● 5AT


試乗SHOP:JEEP OUTLET【ジープアウトレット】
所在地:埼玉県八潮市八篠1514-1
TEL:048-948-7196
URL:https://unitedtrade.co.jp/
営業時間:9:00 ~19:00
定休日/水曜日

元々は正規ディーラーの「ジープ八潮」だったが、もっと多くの方にジープの楽しさ、面白さを知って欲しいと、中古車販売・カスタム・メンテナンスを行なう「ジープアウトレット」としてリニューアル(ジープ指定サービス工場は継続)。販売する車両は、人気のラングラーや歴代のジープモデルが並ぶ。手頃な価格でジープに乗ってもらうことがショップのコンセプトでもあるため、高品質ながら200万円以下の車両が多く、中には100万円以下のモデルも在庫。


写真&文/相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 8月号掲載


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