オープン

“the last American convertible” として約1万4000台が出荷されたエルドラド・コンバーチブルの最終型。

1976y CADILLAC ELDORADO、1976年キャデラック・エルドラド

AMERICAN DAILY VINTAGE CAR
気軽に、楽しく、毎日乗れるアメリカンビンテージカー

クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。

1970-1980年代

オイルショックやマスキー法の成立など、時代の流れに翻弄されたのが、この時代。クルマ作りにおいても大きな変革期を迎えることになる。

エルドラドのフルサイズ最終にして最後のコンバーチブル
1976y CADILLAC ELDORADO
【キャデラック・エルドラド】

“the last American convertible” として約1万4000台が出荷されたエルドラド・コンバーチブルの最終型。スクエアーなフルサイズにして2ドアという究極のラグジュアリーであるエルドラドにおいてこのコンバーチブルは頂点的な存在である。

1976y CADILLAC ELDORADO、1976年キャデラック・エルドラド

First Impression
76年型はスペックや装備面で
贅沢を極めた1台

キャデラックの頂点ともいえるエルドラドのなかでも7th初期は、四角の角形へッドライトの採用によって、スクエアなフルサイズボディのスタイリングに一体感が生まれ、それまで以上に重厚感がある。デビュー時からのお約束として、常に最新の技術が投入されるハイエンド・モデルであり、スペックや装備の面でも熟成を極めた究極の存在。フルサイズ、さらにはコンバーチブルとしても最終という点で76年型はポイントが高い。専用設計によるキャデラック独自のパーツが多用されているうえ、そもそもの出荷台数が少ないモデルなだけに、リプロダクション品のリリースが少なく、ストックの状態をキープするには他車よりも難儀。しかし、この個体はUSAにてレストアが施され、細部に至るまでストック状態をクリーンにキープする。

これだけの巨漢にして2ドア・コンバーチブルという点でもラグジュアリーの極み!

Topic!

歴代エルドラドの搭載エンジンでは最大級となる500cid(8.200cc)の設定もまた、76年型が最終となる。

歴代エルドラドの搭載エンジンでは最大級となる500cid(8.200cc)の設定もまた、76年型が最終となる。

ダッシュやスイッチ類など劣化しやすい樹脂類もストック状態をキープ。

ダッシュやスイッチ類など劣化しやすい樹脂類もストック状態をキープ。レザー製のベンチシートは、高級ソファに通じるリッチな質感と座り心地が得られる。

 

マリンコーポレーション、MARINCorpration

アメ車をメインとするコレクタブルカーの専門ショップとして、ストックにないモデルであっても、希望のモデルをオーダーによって輸入販売も行なっている。柏には自社工場を構えメンテナンスにおいても万全な体制。

 

木場のショールームでは、ビンテー ジ・アメリカンをメインに、各国のコレクタブルカーをストック展示。

木場のショールームでは、ビンテージ・アメリカンをメインに、各国のコレクタブルカーをストック展示。

Profile of the car
成功者の証としてのステイタスがある

アメリカ車を代表するとモデルであると同時に、力強いアメリカそのものを象徴するアイコンとしてもお馴染みのキャデラック。近年ではSUVとしてのイメージが浸透しているが、数あるバリエーションの中でもエルドラドは、最上級のパーソナルクーペとして53年のデビューから最終の02年まで10世代に渡り2ドアのみでラインナップされた真のラグジュアリー。ユーザーには世界中の大富豪やセレブリティも多く、他社による同等モデル以上に、成功者の証としてのステイタスがある。キャデラックにおいてビンテージとなると、テールフィンやクロームパーツを多用した50年代後期の3rdがお馴染みだが、豪華さや重厚感のあるスタイリングなど、同等の魅力を備えるフルサイズ車として最終の7th後期にあたる76年型は、エルドラドにおけるコンバーチブル最終型として高いバリューを誇るコレクタブルカー。キャデラック全体のセールスが最も好調だった時期とはいえ、高額な上級グレードとあって、コンバーチブルの出荷台数は約14.000台と希少な存在。

ハブキャップにはカラーバリエーションが存在するが、車体色と合わせた黒が最も重厚感がある。

トロネードと共有するEボディによるFF駆動。ハブキャップにはカラーバリエーションが存在するが、車体色と合わせた黒が最も重厚感がある。

取材協力:マリンコーポレーション
所在地:東京都江東区木場3-15-5
TEL:03-5809-8115
http://www.marinmarin.com/

マリンコーポレーション、東京都江東区

■Text & Photos|アメリカンビンテージカーマガジン

アメリカンビンテージカーマガジン VOL.4


関連記事

  1. 358 美しいボディだけが美学ではない傷や汚れも本物の証 シボレーC10…
  2. Ford RANCHERO、フォードランチェロ ランチェロを毎日乗り回せる、その秘密とは FORD RANCHE…
  3. 3M7A0367-1 空前のヒット作であるマスタング、最終型の1966年型は熟成の極み…
  4. DSC_1493_opt フォードのセダンピックアップ「ランチェロ」という選択 フォードラ…
  5. main のコピー シボレーステップバンP10は、今や希少な存在であり、入手できる機…
  6. _N6I2636 映画「グリーン・ホーネット」の劇中で実際に使用されたインペリアル…
  7. B0V0366 ワイドスモールカーという前衛的アプローチの70年代を象徴する存在…
  8. DSC_5840 大胆メイクでヴィンテージマッスルカーの新境地を開拓! その名は「…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

PAGE TOP